膨らまない話。

Tyurico's blog

ほとんど誰も書いてない話

ジャマイカで一番のおしゃれミュージシャン

全くの個人的意見だけど、デリック・モーガン。*1 なんだかおしゃれだなと前々から思ってはいたのだが、最近出たCDのジャケット写真にはびっくりした。 PEOPLE DECISIONアーティスト: DERRICK MORGAN出版社/メーカー: RADRE発売日: 2017/04/21メディア: CD…

ソングライターとしてのトゥーツ・ヒバート

トゥーツ&ザ・メイタルズのトゥーツ・ヒバートはローリング・ストーン選出の「100人のシンガー」に入っているくらいだから、ボーカルとしての評価は昔から高い。もちろんこんな記事を書いている私も彼の声と歌が大好きだ。しかし彼はまたオリジナリティの高…

「ジャパン・スペシャル」というスカ・ナンバー

African Rootsアーティスト: The Skatalites,Lloyd Brevette出版社/メーカー: Grover発売日: 1996/09/02メディア: CDこの商品を含むブログを見る このアルバムは聴いてすぐに気に入った。 スカタライツのオリジナルメンバーの中で、ドン・ドラモンド、ローラ…

合気道なんかの達人技はたぶんこういう理屈

合気道なんかで技をかけられた人間が、全く抵抗できず操られるみたいに投げられたり倒されたりするのは傍目にはヤラセみたいにも見えるが、実際に技をかけてもらって自分で体験してみるとああこういう不思議なことも実際あるんだと思った。とはいえ改めてこ…

ジャマイカの元首相がセレクトした100曲入りコンピレーションアルバム

これはジャマイカの第5代首相だった Edward Seaga氏が監修したという4枚組コンピレーションアルバム。1959年から2009年まで50年間の100曲を収録している。 1499円という安い出品があったので買ってみた。今のところ2枚しか聴いてないが、これが予想以上に…

「ネルソン・マンデラ」を作ったジェリー・ダマーズが南アフリカから表彰されていたという話

「ネルソン・マンデラ」1984年シングル。 Nelson Mandela - Special AKA *1 「ネルソン・マンデラを解放せよ」という直球メッセージのこの曲はそれなりに知られている曲だと思うが、ジェリー・ダマーズがこの曲によって2014年に南アフリカ政府から表彰されて…

もう一つのRingo スカタライツがビートルズの曲をカバーしていたという話 その2

少し前のことだが、音楽コラムのサイト TAP the POP でスカタライツが美空ひばりの「リンゴ追分」をカバーしていたという記事を読んで驚いた。 www.tapthepop.net The Skatalites - Ringo リンゴ追分(美空ひばり) それでスカタライツのCDの中で Ringo's …

スカタライツが60年代にビートルズの曲をカバーしていたという話

後年再結成したスカタライツじゃなく、1965年、オリジナルのスカタライツがビートルズの1964年の曲、I Should Have Known Better をカバーしていたことをつい最近知った。*1 The Beatles - I Should Have Known Better [HQ] THE SKATALITES - INDEPENDENT AN…

若い頃のボブ・マーリーの意外な姿

Wailing Wailers [Analog]アーティスト: Wailers出版社/メーカー: Studio One発売日: 2016/05/27メディア: LP Recordこの商品を含むブログを見る ボブ・マーリーは最初からレゲエでドレッド、ではなかったと知ったのは近年のことだ。かつてはなんとなくボブ…

Supercilious のCDを買った

これはジャンルで言うとエレクトロニカっていうの?主に聴くのはブルーズ、ソウル、レゲエの古いやつばかりなのでこういう方面の音楽はまるで知らないんだが、踊る猫さんの記事に貼ってあった動画で聴いて好きになって探して買ってみた。ところがこれがろく…

プレシャス・ウィルソンはもっと評価されるべきシンガーだと思う。

ディスコブームの頃のヨーロッパで活動していたイラプション(Eruption)というバンドがあって、1975年から1979年の間メインボーカルだったのがプレシャス・ウィルソン(Precious Wilson)。非常にパワフルな声でその上すごく上手い。「ボーカル担当」とかで…

宗教と価値の多様性

多様性を尊重しよう、多様な価値があることを認めよう、っていうのはもう近年では疑問を抱くことも許されないような考え方だと思うが、その中に宗教まで含んだ場合はどうだろう。 宗教というものは徹底すればそもそも多様な価値の併存を許さないものだと考え…

スライ&ロビーのCDレビューみたいなもの。

昨年の11月あたりから聴きはじめたばかりのスライ&ロビーだが、得られる情報がそう多くないのにアルバムの枚数はやたら多いのでどれを買ったらいいのかずいぶんと迷った。スライ&ロビーってレゲエのドラム&ベースのすごいベテランコンビなんだけど自分た…

画家の描いた戦争画、素人の描いた戦争の絵。

絵とかろくに描いたこともない普通の人が自分の見た光景を描いた戦争の絵というのは拙いと言えば全く拙い絵なのだが、見ていて辛くなる何かを強く感じる。 しかしプロの画家が戦争の惨禍を描いた作品からはそのように強烈に迫ってくるものを感じたことが一度…

「大衆迎合主義」、「ポピュリズム」という全く人をバカにした言葉

大衆迎合主義、ポピュリズム、ポピュリスト。 これらの言葉を政党や政治家の批判として用いるのは結局、大衆はまともな判断ができない愚かで教導すべき存在だと言っているのと同じだ。実は露骨にバカ扱いしてるな。

大統領選挙と「アメリカの分断」

トランプ大統領の選出という結果をまるでこの世の終わりが来たかのように嘆くというのは、馬鹿にするにせよ騙されてるのだと憐れむにせよ、とにかく彼に投票した人たちを「愚かな判断をした人たち」と見なすことにおいては違いがない。 今回の大統領選挙をめ…

最近初めて知って驚いた、マルコムX大学。

黒人大学と黒人ミュージシャンの関連でキャブ・キャロウェイのウィキの記事を読んでいた。 まず意外だったのは、彼はけっこう裕福な家庭の生まれで両親ともに黒人大学の出身、お父さんは弁護士でお母さんは学校の先生だったという記述。 キャブ・キャロウェ…

最近初めて知って驚いた、アメリカの黒人大学。

黒人大学、現在では Historically black colleges and universities と総称されるらしい。*1 60年代中頃のソウルのライナーノーツを読んでいたら、「これは作曲者が大学生のときに作った曲だ」という記述があったので、その頃のアメリカの大学生なんだから白…

怒りと納得

ひとたび納得がいってしまうと人はもう怒ることができない。だとすれば怒りを抑えるために向けるべきものは、忍耐とか冷静さのようなものではなく偏に歪みのない認識である、ということになるだろう。

命の危険を冒してまで移民が大挙して遠い異国に押し寄せて来るということは、

彼らが「自分の国では満足に暮していける望みが到底ない、行けるんだったら手を尽くしてなんとしてでも他所の国に行った方がいい」と考えているということだろう。それで、「彼らはそこまで追い込まれているのだ」と考えることもできる。 だからそれに対して…

ソウルシンガー、ジェイムズ・カーのCDレビューみたいなもの。

いったい誰のためになるのかというやたらとニッチなCDレビューみたいなものを再度。 一からの説明とか無しで、ジェイムズ・カーをある程度知っている人を対象にした記事になります。以後も書き足し書き直しあり。 CD発売年はイギリスでの発売年の方を表…

『相楽総三とその同志』 を読んでいて引いてしまった。

勤王倒幕で働いていたのに偽官軍の汚名を着せられて処刑されてしまった相楽総三たちの冤を雪ぐために長谷川伸が記したという史伝『相楽総三とその同志』。 昔から気にはなっていたが、少し前にようやく買って読み出した。 引いたというのは以下の短い記述で…

「多様性を尊重しよう」の厄介さ

「多様性を尊重しよう」と言うのだから当然そこには差異が歴然と存在しているわけだが、じゃあその差異や特徴、独特さ固有性について述べようとすると、「それは差別的行為だ」と言われかねないという厄介さ。

モデルの不快な顔面で視線を奪う広告の手法、

どうも広告業界にはそういう手法やノウハウがあるんじゃないかと前々から思っている。 瞬間的に違和感や不快感を微妙なレベルで与えることによって広告に目を向けさせる手法と言おうか。おそらく中途半端な美男美女が微笑む広告よりずっと効き目があることだ…

トゥーツ&ザ・メイタルズのCDレビューみたいなもの。

一体誰のためになるのかというやたらとニッチな情報になるが、ここ三か月ほどのあいだブログやサイトをいろいろ覗いて調べてCDを買い集めて聴いて、CDのレビューというか紹介をまとめて書いておこうと思うようになった。 けっきょく調べる際に一番お世話…

イエスの劇的な最期と仏陀の平凡な最期と

2ちゃんねるのまとめサイトを見てたら「知らない方が幸せだった雑学」というのがあって、その中に「お釈迦さまが食あたりで亡くなったこと」という書き込みがあって、それに「それじゃただの普通の人じゃん」みたいなレスがあった。 まあそうかもしれない。…

戦争であまり悲惨な体験をせずに済んだ人の話

正月に酒を飲みながら叔父さんと話していて、死んだおじいさんの話になった。 夜更けに二人だけになったこともあってか、普段はしないような話題にも及んだ。 私のおじいさんは兵隊にとられて大陸に渡り、戦後はソビエト軍に捕まって何年か抑留されていた。…

奴らは愚か者であるか、さもなければ邪な者である

「私たちが信じる教えは正しく尊い無上のものである」という信念が揺るぎない強固なものであれば、 当然のこと「奴らはなぜこんな素晴らしい教えに従わないのか」という疑問が生じる。 それに対しては、 ① 奴らは正しく尊い教えが理解できない愚かで憐れな連…

シュガーヒル・ダウンタウン・オーケストラの何も残さない名盤

シュガーヒル・ダウンタウン・オーケストラという日本のインディーズバンドが大好きで一時期は本当にそればかり聴いていた。ギター、ベース、ドラム、女の子のボーカルの四人組で、軽快なスカ・テイストのバンドと言ったところだろうか。車中のラジオでたま…

「私たちの教えこそが本物」という考えのない宗教や信仰はあり得るか

「私たちの教えこそが本物、本当に正しいのは私たちの教えだけ」と本気で考えているのであれば、「奴らは間違っている、奴らはわかっていない」という他を否定する断定を避けることはできない。ならば当然のこと諍いは起こるし果ては殺し合いにもなる。 それ…