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膨らまない話。

Tyurico's blog

スカタライツが60年代にビートルズの曲をカバーしていたという話

後年再結成したスカタライツじゃなく、1965年、オリジナルのスカタライツがビートルズの1964年の曲 I Should Have Known Better をカバーしていたことをつい最近知った。*1 The Beatles - I Should Have Known Better [HQ] THE SKATALITES - INDEPENDENT ANN…

若い頃のボブ・マーリーの意外な姿

Wailing Wailers [Analog]アーティスト: Wailers出版社/メーカー: Studio One発売日: 2016/05/27メディア: LP Recordこの商品を含むブログを見る ボブ・マーリーは最初からレゲエでドレッド、ではなかったと知ったのは近年のことだ。かつてはなんとなくボブ…

Supercilious のCDを買った

これはジャンルで言うとエレクトロニカっていうの?主に聴くのはブルース、ソウル、レゲエの古いやつばかりなのでこういう方面の音楽はまるで知らないんだが、踊る猫さんの記事に貼ってあった動画で聴いて好きになって探して買ってみた。ところがこれがろく…

プレシャス・ウィルソンはもっと評価されていいシンガーだと思う。

ディスコブームの頃のヨーロッパで活動していたエラプション(Eruption)というバンドがあって、1975年から1979年の間ボーカルを担当していたのがプレシャス・ウィルソン(Precious Wilson)。 エラプションはそれなりにヒット曲もあって日本でも発売された…

作家Aを大好きになったのだが、 しかしAが大好きだという先輩作家Bに何も感じなくて、みたいな話

これは文学でも音楽でも。たとえば近頃、私はスライ&ロビーというミュージシャンが好きになった。 スライ&ロビーの片割れスライ・ダンバーの名は、彼がソウルのスライ・ストーンの大ファンだったのでそれで「スライ」と呼ばれるようになったらしい。スライ…

音楽コラムサイト TAP the POP のもう少し頑張ってほしい記事

昨年プリンス・バスターが亡くなったとき何の記事もなかった TAP the POP でも最近やっと彼に関する記述が見られるようになってきて嬉しいところだが、もう少し頑張ってほしい。 www.tapthepop.net ここでスペシャルズの Gangsters を上げるのならオリジナル…

踊る猫さんの音楽記事はほぼ私の知らない言葉ばかりなんだが、「舐めるように聴いている。」という言葉にひっかかってしまったので。

いやこれ好きなやつかも。Supercilious - Delusion of Grandeur しかし探してもなかなか出てこないな。

音楽コラムサイト TAP the POP の誤解を生じさせる駄目な記事

TAP the POP という音楽コラムのサイトがあって、複数のライターによって様々なジャンルの音楽記事が毎日上げられている。ためになる記事も多いので読んでいるが、総数がむやみに多いだけに中には驚くほど程度の低いものもある。つい最近のでこんな記述があ…

バグルスの売れなかったセカンドアルバムはもっと知られるべき名盤

買ってみようかと思いつつそのままになっていたバグルスのセカンドアルバムのことをふと思い出し、買って聴いてみたら一発でものすごく気に入ってしまった。古い話で恐縮だが、バグルスでわからない人も「ラジオスターの悲劇」なら知ってるかもしれない。あ…

スライ&ロビーのCDレビューみたいなもの。

昨年の11月あたりから聴きはじめたばかりのスライ&ロビーだが、得られる情報がそう多くないのにアルバムの枚数はやたら多いのでどれを買ったらいいのかずいぶんと迷った。スライ&ロビーってレゲエのドラム&ベースのすごいベテランコンビなんだけど自分た…

2016年、知ることができて良かったミュージシャン。

といっても新しいミュージシャン、最近のミュージシャンは一人としていないのだが。 ザ・フライング・ブリトー・ブラザーズ。あるいはグラム・パーソンズ。 ボーカルのグラム・パーソンズは生年1946年、没年1973年。薬物のオーバードーズで26歳の若さで死ん…

最近初めて知って驚いた、マルコムX大学。

黒人大学と黒人ミュージシャンの関連でキャブ・キャロウェイのウィキの記事を読んでいた。 まず意外だったのは、彼はけっこう裕福な家庭の生まれで両親ともに黒人大学の出身、お父さんは弁護士でお母さんは学校の先生だったという記述。 キャブ・キャロウェ…

最近初めて知って驚いた、黒人大学。

黒人大学、現在では Historically black colleges and universities と総称されるらしい。*1 60年代中頃のソウルのライナーノーツを読んでいたら、「これは作曲者が大学生のときに作った曲だ」という記述があったので、その頃のアメリカの大学生なんだから白…

結局プリンス・バスターの中古CDを5,500円で買った。

私が中古のCD一枚に出してもいいと思える金額は五千円程度が上限。 中古の出品を日本とアメリカのアマゾンでチェックを続けて、まあ安く買えた方だと思う。 Fabulous Greatest Hits Madness、Al Capone、One Step Beyond、Enjoy Yourself が一枚に収録され…

ザ・スパイダースってすごいバンドだよなと思うのは、

堺正章、かまやつひろし、井上順、という実に独特で魅力的な声のボーカルが同じバンドに三人もいたということだ。 これはちょっと他にないと思う。

プリンス・バスターの訃報

珍しくアクセスが多いと思っていたら、プリンス・バスターが亡くなったというニュースが。 これだ。残念に思うが、具合が悪いという話はかねてより聞いていたのでそれほど驚きはなかった。 追悼と敬意を表するために、彼のアルバムをどっかが出すべきだ。 ww…

ソウルシンガー、ジェイムズ・カーのCDレビューみたいなもの。

いったい誰のためになるのかというやたらとニッチなCDレビューみたいなものを再度。 一からの説明とか無しで、ジェイムズ・カーをある程度知っている人を対象にした記事になります。以後も書き足し書き直しあり。 CD発売年はイギリスでの発売年の方を表…

『相楽総三とその同志』 を読んでいて引いてしまった。

勤王倒幕で働いていたのに偽官軍の汚名を着せられて処刑されてしまった相楽総三たちの冤を雪ぐために長谷川伸が記したという史伝『相楽総三とその同志』。 昔から気にはなっていたが、少し前にようやく買って読み出した。 引いたというのは以下の短い記述で…

「人の生涯を物語に仕立てる」ことを慎む

ウィキペディアを編集していて注意した方がいいなと思ったこと。既に亡くなった人物の記事を書くときのことだが、ついつい個々のエピソードの間に因果関係や影響を見出そうとしてしまう。そして上手に整理された(しかし実は安易な)「物語」にまとめようとし…

「電車かもしれない」の歌詞の解釈とか

tyurico.hatenablog.com 以前、「たま」の「電車かもしれない」という曲について書いたところ思いの外アクセスがあるので驚いている。 けっこう昔の曲なのだが、それだけ曲の力が大きいということなんだろう。しかしアクセスがあること以上に意外だったこと…

アメリカ人の知らない名ソウルシンガー

私はジェイムズ・カーというソウルシンガーが本当に大好きで、彼はソウルというジャンルに限定する必要がないくらいに卓越した素晴らしいシンガーだと思っているのだが、意外なことに熱心なファンが多いのは日本とイギリスだということで、それで本国アメリ…

トゥーツ&ザ・メイタルズのCDレビューみたいなもの。

一体誰のためになるのかというやたらとニッチな情報になるが、ここ三か月ほどのあいだブログやサイトをいろいろ覗いて調べてCDを買い集めて聴いて、CDのレビューというか紹介をまとめて書いておこうと思うようになった。 けっきょく調べる際に一番お世話…

音楽少年としてのエルヴィス・コステロ

構えず気軽に作ったアルバムのようだが、エルヴィス・コステロのカバーアルバム Kojak Variety はこれが案外なかなかの名盤だと思う。 You Tubeでハウリン・ウルフの Hidden Charms をコステロがカバーしているのを聴いたのがきっかけで、そしてそれがアルバ…

トゥーツ&ザ・メイタルズっていい。

去年12月から聴きだしたばかりなんだけど、トゥーツ&ザ・メイタルズっていい。 トゥーツ&ザ・メイタルズ、というかやはりメインのトゥーツ・ヒバートがすごいと言うべきなのか。 ジャマイカの著名なミュージシャンと言えばなんといってもボブ・マーリーな…

今年知って好きになったミュージシャンは?

海外掲示板の翻訳サイトの記事でそんな感じのがあったので自分も書いてみた。 その記事は新しいというか近年のミュージシャンばかりみたいだったが、こっちは年季の入ったミュージシャンがほとんど。 だが自分に新鮮な驚きを与えてくれるのであれば時代や流…

シュガーヒル・ダウンタウン・オーケストラの何も残さない名盤

シュガーヒル・ダウンタウン・オーケストラという日本のインディーズバンドが大好きで一時期は本当にそればかり聴いていた。ギター、ベース、ドラム、女の子のボーカルの四人組で、軽快なスカ・テイストのバンドと言ったところだろうか。ラジオでたまたま耳…

麻雀のギャグ漫画はどうしてこう面白いのだろうか。 また錦ソクラ先生は何者か。

ろくにルールも知らないのだが、思えばどうしてか麻雀をネタにしたギャグ漫画が昔から好きだった。古くは『ぎゅわんぶらあ自己中心派』、『少年雀鬼 東』。 麻雀の話ばかりではないが、『玄人のひとりごと』も好きだった。 近年では『ムダヅモ無き改革』、そ…

ジェイムズ・カーは本当に素晴らしいシンガーだ。

ジャンルで紹介するならディープ・ソウル、サザン・ソウルということになって、またブログやサイトをあちこち見れば「濃い」とか「熱い」とか「パワフル」とか「男気」とかいった言葉で語られることが多いのだが、実際に彼のアルバム二枚を聴きまくって私が…

詩や小説に関して自覚したこと

昔はけっこう小説をあれこれと読んでいたのだが、結局のところ自分は文章や表現あるいは言葉そのものに揺さぶられるのであって、顛末とか盛衰とか謎解きとかとにかく物語的なものにはそれほどまでの関心がないのだと自覚するに至り、次第に小説を読むことが…

ハリー・ポッターとルーク・スカイウォーカー

おじさんのところに預けられ不遇の日々を過ごしていた平凡な少年は実はすごい人の遺児だった、そして冒険が始まる、という物語の始動はほぼ同じ。 さすがにヴォルデモート卿が実はハリーの父親という展開はなかった。

作品を「つまらない」と思った時はどんなだったか 『ジュラシック・パーク2』を例として

『まるく堂の電子書籍やろうぜ!』のmarukudoさんの記事に触発されて映画を例として思い起こしてみました。 「つまらない」というか「ついていけない」というか「こりゃ駄目だ」というか。 私の場合、登場人物の行動やその動機に必然性が無い展開があると「…

「返り血を浴びる覚悟」なんてのは覚悟ではない。

ニッポンの書評 (光文社新書)作者: 豊崎由美出版社/メーカー: 光文社発売日: 2011/04/15メディア: 新書購入: 3人 クリック: 165回この商品を含むブログ (64件) を見る 「批判は返り血を浴びる覚悟があって初めて成立するんです。」 p.115 ニッポンの書評 文…

この人がああ言うんだから試してみようか、

というような流れはネット上の関係でも実際の関係でも違わない。ブログの記事で初めて知った人で自分の馴染みとはだいぶ違う類の音楽だったが、You Tubeでいくつか聴いてみた。 Hypnotizeという曲が一発で気に入ったので結局紹介されていたのとは別のアルバ…

実写化して良かった作品というお題なら『座頭市』

といっても平成のじゃなく、勝新太郎の『座頭市』。それも大映作品のほう。 座頭市物語 [DVD]出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2012/06/29メディア: DVD購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見るこの作品によって「座頭市」というキャラク…

エヴァンゲリオンとはシンジ君が永劫拒絶され続ける物語であるのか

思えばTV版の第一話、シンジ君が唐突にエヴァへの搭乗を要求される展開からそんな感じだった。 父親に認めてもらえるかあるいは拒絶されるかの瀬戸際。 新しい劇場版は観てないのだが、前作のラストで盛り上げて煽って終わって、14年後にシンジ君が目覚め…

巨大ロボットというより巨大神像みたいな

それまでの巨大ロボットアニメは、「ロボット」と言うもののフォルム的にはむしろ巨大な「神像」と巨大な「怪獣」が闘っているのに近かったけど、ガンダムが登場して機械と機械が闘っている感じが濃厚になった。

へなちょこ少年がロボット物の主人公になったということ

やはりガンダムはいろいろと画期的だったが、ロボット物の主人公がへなちょこ少年だったという点も私には新鮮だった。ロボットから降りてケンカしても強いような主人公がロボット物って感じだったので。

私的上半期ほぼベストアルバム

ソウル・シンガー、ジェイムズ・カーの You Got My Mind Messed Up 。 エルヴィス・コステロのカバーアルバム Kojak Variety(これがまたなかなかの名盤)によって知った。YOU GOT MY MIND MESSED UPアーティスト: JAMES CARR出版社/メーカー: KENT発売日: 2…

たま 「電車かもしれない」 

たま~電車かもしれない サビの部分。 夕方 がったん 電車が走るよ 夕まぐれの空を ぼくらは 生れつき からだのない こどもたち だいどこ ごっとん 電車が通るよ よそのうちの中を ぼくらは 生れつき からだのない こどもたち 1番のサビが「ゆうがた がった…

『寄生獣』と『うしおととら』の共通性

主人公がなかば異類と化すことによって人類の存在を脅かす異類と戦う力を得る、というかたちは『寄生獣』も『うしおととら』も共通している。遡れば『デビルマン』もそうだ。

SF作品の中の「小さい」テクノロジー描写のむずかしさ

前も別のマンガで同じことを思ったのだが、久しぶりに芦奈野ひとしさんの『ヨコハマ買い出し紀行』を読み返していて再度思った。 近未来、海面上昇が続いて人類が緩やかに衰退しつつあるとはいえなんだかのんびりとした世界で、可愛い女の子のロボットが喫茶…

人道的戦争、人道的兵器。

先頃レナード・ニモイ氏が亡くなられた。 それあってか、『スタートレック』というか『宇宙大作戦』で印象に残るこんなような話を思い出した。 ある恒星系で、エンタープライズ号が戦争中の惑星に立ち寄る。しかしそこに戦禍の様子は全く見られない。 実は彼…

翻訳の批判でどの辺りを目途とするか

落合恵子による新訳『海からの贈りもの』の訳文のひどさに怒りを覚え、これを指摘し批判するためだけのブログを作った。5年前のことになる。 d.hatena.ne.jp 怒りの余りに結構な量の文章を書きながらしかしこれを読んでくれる人はいるだろうかと懸念してい…

映画 『荒野の七人』の面つき

最近『荒野の七人』を見返していて、あの頃は「かっこいい男の顔」の幅が今よりもずっと広かったんだなあと思った。 昨今の人気俳優が勢揃いでリメイクしても、似たり寄ったりは言い過ぎとしても幅はもっと狭いものになるだろう。 ユル・ブリンナー、スティ…

巴水とメビウス

見逃したけれど、NHKの『日曜美術館』で巴水を特集していた。 川瀬巴水は大正・昭和期の浮世絵版画家。むしろ外国人に愛好家が多いらしい。 https://www.google.co.jp/search?q=%E5%B7%9D%E7%80%AC%E5%B7%B4%E6%B0%B4&es_sm=93&biw=1170&bih=621&source=l…

プリンス・バスターのCDが欲しい

ピーター・バラカンさんのラジオ番組で知ったプリンス・バスターだが、まったく便利な時代で、You Tubeでいろいろ曲を探して少しずつだがわかってきた。 要するに60年頃に登場した(そして今でも現役だとか)ジャマイカのスカ・ミュージシャンと言ってよいと…

『GODZILLA ゴジラ』観ました。

渡辺謙さんが芹沢博士役で出てるハリウッド新作のあれ。開始から一時間ゴジラが姿を見せないのはちょっと不満だけど面白く観ました。 やはり劇場の大画面と音響で観て良かった。 ドラマ部分とかはすっとばして以降に思いついたことを少し。 ネタばれあり。 …

アメリカ 銃の国 自動車の国 飛行機の国

ネットでアン・モロウ・リンドバーグ関連の調べものをあれこれしていて思ったことだが、たぶんアメリカって飛行機の国でもあるんだろう。航空機の歴史と文化というのが深く、幅広く、産業や軍事だけでなく個人の日常や仕事のレベルでも根付いているんだろう…

「菊千代」と名乗る不憫さ

映画『七人の侍』の中で三船敏郎演じる「菊千代」だけは本当の侍ではなく、俺は侍だと言い張っているだけの男。おそらくは戦乱で孤児となって己の膂力を頼りに辛くも生き延びてきた百姓の倅で、どこかで拾ったかでもした武家の家系図を開いてそう言い張る。…

今回の騒動はともかくとして、『美味しんぼ』は

なんだってキャラの顔の横幅がああも広くなってしまったんだか。栗田さんが「海原雄山氏」とか呼び出したのもムズ痒い。