膨らまない話。

Tyurico's blog

詩や小説に関して自覚したこと

昔はけっこう小説をあれこれと読んでいたのだが、結局のところ自分は文章や表現あるいは言葉そのものに揺さぶられるのであって、顛末とか盛衰とか謎解きとかとにかく物語的なものにはそれほどまでの関心がないのだと自覚するに至り、次第に小説を読むことが減っていった。

同じことで、好きな詩人や好きな詩というのもあるのだが、それもそこに現れている詩を詩たらしめている言葉に惹かれるからであって、詩という形式というかジャンルというかにはさほど強い関心がないのだと思うに至った。
別に詩という形ではなくても短い断片に過ぎなくても言葉が詩として立ち現われてくることはある。
 

そんな具合なので、詩や小説は現代において可能なのかとかこの先衰亡していくのではないかという類の問いもあまりピンと来ないのだった。