膨らまない話。

Tyurico's blog

まあベルギーの劇場の方が断然わかりやすい

オリジナルかどうかの問題は別にしても、東京五輪のエンブレムがベルギーの劇場のエンブレムよりもわかりにくいことは間違いない。

ベルギーの劇場の方は、「TとLなんだな」ってことが一目でわかる。少し考えて「外周の円に合わせてTとLの横線を丸く削ってるんだ」だとわかって、なぜそういう形状にしたのかがわかる。なので必然性、整合性も感じる。要するにスッキリしている。潔い。
 
東京五輪の方は、「Tで、右上は日の丸だろうな」とは思うのだが、右下の部分は解説がないことには何なのか到底わからない。この部分は一体どこから来たのかと首を傾げることになる。さらには意味を読み取ろうとして困惑することになる。果てはこれ要らないんじゃないのかと思う。
 
 
わかりやすさと無駄のなさで言えば断然ベルギーの劇場の方だろう。こちらは説明がなくてもわかる。
 
パッと見でわからなきゃデザインって駄目なんじゃないのと思うのだが、まあこれも素人考えなので、説明なしに素人がわかるかどうかという点はデザインでは重要でない、というのがプロの常識なのかもしれない。
だとしてもせめて説明されて「ああなるほど」と気持ち良く頷くようなものであってほしい。
「はあそうですか」としか反応できないような説明をされても素人は困るしかないし。
 
 
 
 
https://tokyo2020.jp/jp/emblem/tokyo2020.jp