どうも広告業界にはそういう手法やノウハウがあるんじゃないかと前々から疑っている。
瞬間的に違和感や不快感を微妙なレベルで与えることによって広告に目を向けさせる手法と言うか。おそらく中途半端な美男美女が微笑む広告よりずっとインパクトがあるだろう。
このところネットで目にするアデランスの広告のバナー。
やや斜め下の角度からこちらを見つめる男性の笑い顔から思いつく言葉は「さわやか」でも「自信に満ちた」でもなく、むしろ「不敵な笑み」とか「悪だくみ」とか「腹黒そうな」辺りではないかと思う。
もちろんこれはこのモデルの人が実際にどうこうということではなく、制作側がそのような狙いをもって角度や表情やメイクなどで微妙にそう見えるように密かにイメージを仕組んでるんだろうなという話。