膨らまない話。

Tyurico's blog

「映画業界の人と話した時になぜ実写化で改変するのか聞いたら」というツイッターで考えたこと

 

映画業界の人と話した時になぜ実写化で改変するのか聞いたら
「例えば桃太郎を映画化するなら、やっぱり誰も見たことがない桃太郎を作りたいでしょ。それは途中でかぐや姫と出会うかもしれないし鬼は金太郎かもしれない。そういうものを作らないと駄目でしょ」みたいな話されて、ああ…ってことがあった

https://twitter.com/pinkyweb_tw/status/934445726418976770
 
あることを何か他の例で説明しようというのなら、当然のことその二つは似通っていないと意味がない。通ずるものがなければならない。
そうでなかったらそれは「論点をずらした説明らしきもの」でしかない。

「桃太郎」は誰もが知ってるようなわかりきった今更なお話。だから何かしら新味を盛り込む必要が出てくる。
アニメやマンガの実写化はそうではない。
共通点はせいぜい「どちらもフィクション」くらいしかない別物。「桃太郎」にコアなファンとかいないし。
 
わかりやすく説明するために他の例を出しているのではなく、単にそのこと自体で説明する能力がない、そのこと自体で説明しようという気がないに過ぎないということも少なくない。

自分も、説明するときも聞くときも注意しようと思った。
説明した方は大抵それでなんか上手く説明したような気になってるし。
 
 
「やっぱり原作のファンが見たことのないようなものを作りたいでしょ、そういうものを作らないと駄目でしょ」って書き換えてみると全くすごい言い草だな。