膨らまない話。

Tyurico's blog

『世界の果てまでイッテQ』を見てて、BGMがメルボルン・スカ・オーケストラ?と思ったが

『世界の果てまでイッテQ』(宮川大輔さんの「ナマズ祭り」の時)を見てたら、BGMがメルボルン・スカ・オーケストラの「ゲット・スマート」?と思ったのだが、アレンジが違う。

Melbourne Ska Orchestra - Get Smart (Official FULL Version)
 
 
探してみると元の曲があった。1960年代に放送されたスパイ物のコメディ、Get Smartのテーマだった。

Get Smart Original Theme
 
 
こちらは2008年の劇場版。イッテQのはこっちだな。

Get Smart Movie Intro
 
 
tyurico.hatenablog.com

 
 

「空耳アワー」にキング・タビーが。

タモリ倶楽部の「空耳アワー」にキング・タビーが。
 

そう言われてみると良い子ですね
 

元ネタ曲。 

King Tubby - Gorgon Speaks Version 
「ガーガン」より「ゴルゴン」か「ゴーゴン」の方が適切かな。 
  
 
まあこっちが大元なのか。Versionじゃないオリジナルの。*1

Cornell Campbell - The Gorgon Speaks
この曲いいな。

 
 
キング・タビーの他のをもう少し。タビーさん、王冠取ると結構後退してた。

King Tubby - Dub I Can Feel
スピーカーの修理か改造でもしてるんだろうか。
 
 

King Tubby - Cannabis Dub (Heavenless)
 
 

Best Of

Best Of

 
I Shall Not Remove: 1975-1980

I Shall Not Remove: 1975-1980

 

こちらは同曲も収録したコーネル・キャンベルのアルバム紹介記事。「つれづれげえ日記」さんのレゲエアルバムレビューのブログ。とにかく圧倒的な量。おすすめ。
teckiu.blog.jp
 

*1:レゲエにおけるこの Version というのは、「リミックスバージョン」とか言う場合のような一般的な意味とは全く違っていて、ごく簡単に言うと原曲からボーカルを抜いて演奏メインにアレンジした曲のことを意味する。

死者が出るほど激しく対立していた政党の党首二人をボブ・マーリーがステージの上で握手させた、というのはよく語られる美しいエピソードなんだが、

 
それでめでたしめでたし、なんて単純な話じゃなかったんだな、ということがこの写真一枚から察せられる。

f:id:Tyurico:20180201214039j:plain

ボブ・マーリーとの温度差はもうどうしようもない位に明らかだし、党首二人は目を合わせようともしていない。「仕方なく」という感じだ。*1


こちらはその動画。4:20くらいから。ワン・ラブ・ピース・コンサート。
二人の表情が全てを語っているし、この熱狂の中でマイノリティーである白人二人が「ノー」なんて言えるわけがない。

one love concert 1978 Bob Marley
 
時に映像は無情だ。
 
 
 
www.tapthepop.netそう単純な「物語」ではないと思う。
 
 
 
こういう現地にいる人の記事はとても参考になる。
www.riddimonline.com
 

*1:ボブの右側が人民国家党の党首マイケル・マンリー。左側がジャマイカ労働党の党首エドワード・シアガ。

パラゴンズのCDがお買い得でかなり、いやすごく良かった。

パラゴンズ、The Paragons は主にロックステディの時期に活躍したジャマイカのコーラスグループ。*1 *2

メンバーはけっこう入れ替わったようだが、ボブ・アンディ、ジョン・ホルト、タイロン・エヴァンスなど。

On the Beach

On the Beach

Trojan Records から発売。2枚組CDで1966年から1982年までの曲を収録している。パラゴンズってロックステディだけだと思っていたのだが意外と活動が長くてこのアルバムもむしろレゲエの曲の方が多いくらいだった。2枚組の新品が送料も入れて1,000円ちょっとの安さだった。
調べてみたがパラゴンズのCDはそんなに多く出ていない。これは収録曲は多いし安いし発売は Trojan だし、一つ買うとしたら現在のところこれがベストだと思う。


1967年。

The Paragons - "The Tide Is High" (Official Audio)
この曲がたぶん一番有名で、タイトルも知らないのにカバー曲を聴いたことはあった。


1967年。

THE PARAGONS TALKING LOVE wmv
もうイントロのホーンからいいなあ。


1968年。

Paragons My Best Girl
話は違うが、オーディオテクニカのプレイヤーがカッコいいこと。


1968年。

The Paragons - I'm A Worried Man


1968年。

Equality & Justice The Paragons
これはもうレゲエ。


1968年。

YOU MEAN SO MUCH TO ME THE VICEROYS
これもレゲエ。こういう感じのレゲエもいいなあ。
 
 

*1:ロックステディは、1966年から1968年辺り、レゲエが生まれる前の短期間に流行ったジャマイカのポピュラー音楽。

*2:paragon とは「模範」、「鑑」という意味。それでアマゾンで探すと同じような名前の他のアーティストなんかも一緒に引っかかってしまう。だいたいパラゴンズという名前も、先にアメリカにあったパラゴンズというグループの名前を勝手に頂いたものらしい。

レゲエとかの古い音源が聴きたい人は You Tube のこのチャンネルがおすすめ、だったがその後削除されてしまった。残念。

この人のアップロードの数はすごい。数百、いや千以上?
https://www.youtube.com/user/marmalade166/videoswww.youtube.com


こんな感じでずっとリストが続いて、一番下までスクロールするのにだいぶ時間がかかった。ざっと見た限り、他のジャンルのレコードもたまに入るが、ほとんどがスカ、ロックステディ、レゲエの古いレコードだと思われる。
f:id:Tyurico:20171231114516p:plain
 
数がとにかく多いので、もし目当てがあるなら検索機能を利用した方がいいです。
ランダム再生でずっと聴いてられるな。
 
動画の総数は2,500以上あった。
 
もう紹介はしないけど、同じように古いアナログ音源を大量にアップしてる人は他にもいる。
このようにアナログ盤の盤面が動画アップロードのリストにずらっと並んでいたら大体そういう人。