トゥーツ&ザ・メイタルズのトゥーツ・ヒバートはローリング・ストーン誌による「100人のシンガー」に入っているくらいだから、ボーカルとしての評価は昔から高い。もちろんこんな記事を書いている私も彼の声と歌が大好きだ。
しかし彼はまたオリジナリティの高いソングライターとしても評価されるべきだと私はかねがね思っているのだが、そういうことを述べたものを今まで読んだことがない。というわけで私がここに書こうと思う。
Monkey Man, Pressure Drop, Funky Kingston といった代表曲以外で個性的で魅力的な曲を年代順に紹介していきます。
1963年。
Six and Seven Books - The Maytals
当時どういう事情だったのか、 The Vikings という違う名前でもレコードを勝手に出されていたらしい。コクソン・ドッドのプロデュースとなってるから演奏はスカタライツだろうか。*1
1964年。
Toots & the Maytals (as The Flames) - Broadway Jungle
お猿の鳴き真似も楽しい。これはまた The Flames という名前でレコードを出されていた。プリンス・バスターのプロデュースとなっている。ということはスタジオが違うわけでこれはスカタライツの演奏ではないということか。*2
1968年。
the Maytals - Just tell me
これはロックステディでいいんだろうか。上の2曲とは違ってポップな感じの良い曲。服装が厚着なのが意外なんだけど、ジャマイカでも場所によってはけっこう冷えるんだろうか。
1969年。
Sweet and Dandy - Original
1974年、だと思う。
Toots and The Maytals - Revolution
トゥーツは似たものがちょっと思いつかない独特な曲を作る。この曲ほんと大好き。
1974年。
Toots And The Maytals - Love Gonna Walk Out On Me
1979年。
Toots & the Maytals My Love Is So Strong
実にトゥーツらしいパワフルなボーカル。
1983年。
Toots & The Maytals - Spiritual Healing
ジャマイカの音楽はアメリカの音楽の影響を強く受けているのだが、トゥーツは特にそれが強いみたいで、この曲なんかすごくソウルっぽいテイスト。
スカ、ロックステディ、レゲエの時代をずっと活動してきたトゥーツだが、たぶん彼はラスタではなくドレッドにもしないし Jah とか言わない。だからレゲエ・ミュージシャン、っていう言い方もなんだかで、ちょっとジャンルで語りにくいところがある。まあジャンル分けなどどうでもいいのだが。この曲のドラムとベースはおそらくスライ&ロビー。*3
- アーティスト:TOOTS & MAYTALS
- 発売日: 2010/07/12
- メディア: CD
- アーティスト:Toots & The Maytals
- 発売日: 1996/06/18
- メディア: CD
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