膨らまない話。

Tyurico's blog

例の100日ワニさんに感じたモヤモヤ

作品を送り出した側が作品から利益を得るのは当然のことで、そこは批判される筋合いではないだろう。
しかしワニさん100日後に死んで最終回が出るや否や間髪入れずに映画化、グッズ、ショップ、怒涛の一斉展開、全方位攻撃だ。手回しが良過ぎる。
 
余韻にひたる間も与えぬこの展開ぶりを見ると、これは短期で勝負・商売しようって腹積もりなんだろうな、じゃあ売り出す方も一過性のコンテンツという認識なんだろうなと思ってしまった。

それなのに、そういう短期で消費されるであろう一過性のコンテンツのテーマとされているのが「命」だというのはなんか違和感がある。えらく安い命じゃないか。まあこの作品に限ったことではないが。
 
イギリスのミュージシャンのノエル・ギャラガーは「日本のファンのみんな、最近クソデカい家を買っちまったんだよ、もっともっとグッズを買ってくれよな!」とかインタビューで言ったらしいけど、私はこういうあけすけな強欲さの方がいっそ清々しくて好きだ。
 
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