正直言って、醤油と砂糖で濃く味付けした五目豆が昔から好きでない。
だいたいなんで日本料理は豆を甘くするばかりなんだろうとも思う。
私は大豆の味を味わいたいのだがそういうレシピが見つからないので、砂糖や醤油が効いた五目豆とは違うものを自分で作ることにした。
普通の五目豆とは見た目も味もだいぶ違う、汁たっぷりで淡味の料理になったが、気に入ったので頻繁に作っている。具材四つで四目豆だけど、~でなきゃって変にこだわる必要もないし。
作り方
- まず日高昆布でだしを取る。(日高昆布はだしと具材兼用。以前の記事に書いた、熱湯に20分浸けるだしの取り方で。)
- その昆布だしで人参といんげんを煮る。
- だしを取った昆布は切って、少量の水の入った器に入れて電子レンジで加熱。3分半から4分。
- 昆布を水ごと鍋に入れて、主に塩で調味。醤油とみりんを少し。(塩だけでも味は調うのだが、経験として全く塩だけだと傷むのが早い。みりんだけでも入れた方がいい。)
- 同時進行で前日より戻しておいた大豆を圧力鍋で煮る。
- まずふたをせずに沸騰させてアクをしっかり取る。アクが取れたら火からおろしてフタをして加熱する。9分たったら火を止めて自然冷却。(アクを丁寧に取れば大豆の渋味みたいなのがなくなるし、鍋へのこびりつきも少なくなって洗浄も楽になる。)
- 茹であがった大豆を網じゃくしですくって鍋へ入れる。(飲んでみて特に美味しさもないので、私は茹で汁は使わない。)
- 味を見て仕上げる。