芭蕉布は糸芭蕉という植物から取った繊維を結んで糸にして織る。
その繊維を結んで糸にする作業を「うーうみ」、というのだそうだ。
それを聞いて「麻績 おみ」という言葉が浮かんだ。
goo辞書の「麻績」の説明はこう。
《「おうみ」の音変化》 麻 (お) を細く裂いて、より合わせて糸にすること。また、それを職とする人。
だから「麻績」とは「麻を績 (う) む」こと。
芭蕉布の方も「苧績み」と字を当てるらしい。
芭蕉布は沖縄古来伝統の織物なんだけど、この言葉は「うちなーぐち」でも実は古い大和言葉が残ったものだと見るべきだろう。万葉の頃にまで遡る古い言葉。
沖縄のさらに南西の宮古島や石垣島では同様の作業を「ブーンミ」というのだそうだが、これも元は同じ言葉だろうな。
ここ宮古島伝統工芸センターは次世代につなぐための場所でもあります。
毎週火、水、土曜日は、宮古苧麻積み(ブーンミ)保存会による「ぶーんみ講習」が行われています。ブーとは、苧麻のことで、苧麻を手積み(てうみ)することを島では「ブーンミ」といいます。この日も、市民や観光客がブーンミを体験していました。
芭蕉布 うーうみ 麻績 - Google 検索
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