膨らまない話。

Tyurico's blog

無思慮な行動を取る人間に対して「思慮のある行動をお願いします」とお願いするしか手はないのかということ

相撲界が一丸となって対策に努めようといって、場所中に新型コロナウイルスの感染者を出すことなくこの初場所を終えることができたわけだ。
ところがその場所中に時津風親方が何度もマージャンとかに出かけていたのが発覚して相撲協会はもう激怒、親方は去年の9月にもゴルフやら会食やらあって処分を受けているというのに今回のこの行動だからもはや解雇もやむなしという声も出てるんだとか。
しかも時津風親方は、今場所の優勝争いに絡んでいた正代の親方だ。
 
上から下まで大勢の人間が我慢して注意してるところに、部屋を持つ親方が全て台無しにしかねない馬鹿な振る舞いをしていたのだから協会の怒りの激しさは想像できる。
相撲協会の怒りを簡単に言い表せば、「お前、何してくれてんだ」だろう。
 
でもこれは相撲の開催に限らない話かと思う。
この感染拡大の最中、大勢が我慢して注意してるのを台無しにしかねない無思慮な行動を取る人間がやはりいるわけで、そういう人間に対して「思慮のある行動をお願いします」とお願いするしか手はないのかという話だ。無思慮な行動を取るような人間がお願いを聞いてくれるだろうかという問題だ。

ペナルティを伴った強制力は要るだろ。善意に期待するだけなのは良心的とか穏当とかではない。責任を負おうとしない施政にすぎない。
 
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