モンゴルではまだプロスポーツで大金を稼げるような環境が整ってないからだと思う。
だから他のスポーツでも十分活躍し得る程の素質の人間が日本の相撲に次々とやってくるという。*1
*1:この頃じゃ都市部の裕福な家庭で育ったモンゴル人力士も結構いるわけで、以前言われていた、大平原の乗馬で鍛えられた足腰と日本では失われたハングリー精神が、というようなのではもう説明できなくなっている。
ピーター・バラカンさんの「ウィークエンドサンシャイン」と、ゴンチチさんの「世界の快適音楽セレクション」と、山下達郎さんの「サンデー・ソングブック」の三つの音楽番組を録音しといては聴いている。
達郎さんの「サンデー・ソングブック」は昨年25周年を迎えたそうで、記念の特集雑誌が先ごろ出たので買ってみて読んでいると、こんな逸話が出てきた。
あれは15年くらい前だったかな。かなりレアな曲のリクエストをいただいて、そのレコードを友達の友達のコレクターが持っているという噂を聞いて、盤を貸してもらえないかと打診したら「嫌だ」と言うんですよ。理由は「公共の電波になんぞ乗っけたくない。聴けるのは、俺だけだ」と。世の中で、完全な形を知っているのは自分だけだと。コレクターってそういう人種なんです。そういう人は、例えば誰かにコピーして渡す時なんかも、わざと頭を欠けさせて録音したりするんですよ。普通では信じられないと思うけど、いわゆるオタクというのは、資本主義の宿痾だから、曲の情報などを公にしてしまう『サンソン』に対して敵意を持っている人もいるんですよね。(笑)。
昔何かの本で、ある古書のコレクターが非常にレアな念願の古書を手に入れた、手に入れたそのコレクターが何を考えたかというと、自分の手元にある一冊だけを残して世にある同じ古書を全て焼き払ってしまいたい、そう考えたというような話があったのを思い出した。
コレクターというのは恐ろしい考え方をするものだ。
BRUTUS(ブルータス) 2018年2/15号No.863[山下達郎のBrutus Songbook]
パラゴンズ、The Paragons は主にロックステディの時期に活躍したジャマイカのコーラスグループ。*1 *2
メンバーはけっこう入れ替わったようだが、ボブ・アンディ、ジョン・ホルト、タイロン・エヴァンスなど。
1967年。
The Paragons - "The Tide Is High" (Official Audio)
この曲がたぶん一番有名で、タイトルも知らないのにカバー曲を聴いたことはあった。
1967年。
THE PARAGONS TALKING LOVE wmv
もうイントロのホーンからいいなあ。
1968年。
Paragons My Best Girl
話は違うが、オーディオテクニカのプレイヤーがカッコいいこと。
1968年。
The Paragons - I'm A Worried Man
1968年。
Equality & Justice The Paragons
これはもうレゲエ。
1968年。
YOU MEAN SO MUCH TO ME THE VICEROYS
これもレゲエ。こういう感じのレゲエもいいなあ。
13日のテレビ朝日の番組で、むかし台湾にダムを作った日本人技師が今でも台湾で感謝されてるって話をやってたのだが、そのナレーションが繰り返し「台湾の方」という言い方をしていた。
変にご丁寧で気持ち悪い言い方だなと気になって、番組が終わってからやっと見当がついたんだが、
これ「台湾人」って言うと台湾を国として扱うみたいになって中国共産党からクレームが来て面倒な事になるからって、それで「台湾の方」なんて変な言い方にしてるんじゃないのか。
確かに国連が入れてくれないし日本との間にも国交という形はないが実質のところ台湾は国なんだし、どうしたって違和感が強い。こういう変な言い方は初めて耳にした気がする。
これが「忖度」ってやつか。
ニッポン視察団スペシャル
「日本人が知らない!?NIPPONのニュース」という番組。
ここまでに至ってしまうと、一党独裁で人権とか思想とか言論とかは制限されたり弾圧されたりでそういう自由は無いんだけどまあとにかく経済が発展して生活が豊かになってるんだからそれでも構わない、そう考える国民が多数になったとしても不思議ではないと思う。
少し前まで、民主主義ではない国で経済が上手く行くなんてことはおよそ考えられなかった。だが事実として、民主主義でないのに経済を飛躍的にそして圧倒的に発展させた国が出てきてしまった。
それで中国の発展が今後も持続するようであれば、「うちもアレでいいんじゃないの」と考える他の国だって出て来かねないと思う。
それにしても国際的なルールに従おうともしない国が強大な軍事力と経済力を有しているというのはもはや災厄と言う他はない。