膨らまない話。

Tyurico's blog

2014-01-01から1年間の記事一覧

どの政党にではなく、パワーバランスに投票したいんだが。

有権者それぞれに10票が与えられる。 で、A党5票、B党3票、C党2票、というように投票、集計される。 消去法でA党かと思いながらバカ勝ちはさせたくない。 どこが勝つかより、力のバランスに注文を出したいのだ。 投票しどころが分からない - 膨らまない…

京セラのスマホ アルバーノL03の欠点

先頃とうとうスマホに切り替え、京セラのアルバーノL03というのを手にしました。 物理ボタンが多く配されてるなど、普通のケータイに十分満足してた人間には助かります。 しかし文句が一つ。 スマホは機体を横にすると画面も対応して向きを変えるものだけれ…

プリンス・バスターのCDが欲しい

ピーター・バラカンさんのラジオ番組で知ったプリンス・バスターだが、まったく便利な時代で、You Tubeでいろいろ曲を探して少しずつだがわかってきた。 要するに1960年代に登場した(そして今でも現役だとか)ジャマイカのスカ・ミュージシャンと言ってよい…

山岡鉄舟は身長2メートル!? それからウィキペディアの拙い文章について

十年近く前のことだと思うが、森田信吾さんの時代劇マンガを読んでいたら幕末の山岡鉄舟は身長が2メートルあったみたいな記述がさらっと書かれていて驚いた。*1 子母澤寛の幕末物ならけっこう読んでいるのだが、鉄舟がそんな巨漢だったというような話は読ん…

犯罪者役がはまるお笑い芸人って

犯罪者役がはまりそうな芸人って別格におもしろい人が多いように思う。

「人は見かけによらない」と言うことわざが意味するところ

わかりきっている自明の事柄にことわざの必要はない。 「人は見かけによらない」とわざわざ忠告しているということは、「ほとんどの場合、人は見かけによって判断しても特に問題がない」ということを逆に意味している。

『GODZILLA ゴジラ』観ました。

渡辺謙さんが芹沢博士役で出てるハリウッド新作のあれ。開始から一時間ゴジラが姿を見せないのはちょっと不満だけど面白く観ました。 やはり劇場の大画面と音響で観て良かった。 ドラマ部分とかはすっとばして以降に思いついたことを少し。 ネタばれあり。 …

アメリカ 銃の国 自動車の国 飛行機の国

ネットでアン・モロウ・リンドバーグ関連の調べものをあれこれしていて思ったことだが、たぶんアメリカって飛行機の国でもあるんだろう。航空機の歴史と文化というのが深く、幅広く、産業や軍事だけでなく個人の日常や仕事のレベルでも根付いているんだろう…

「菊千代」と名乗る不憫さ

映画『七人の侍』の中で三船敏郎演じる「菊千代」だけは本当の侍ではなく、俺は侍だと言い張っているだけの男。 おそらくは戦乱で孤児となって辛くも生き延びてきた百姓の倅で、どこかで拾ったかでもした武家の家系図を開いてそう言い張る。その家系図に記さ…

非道

ガザ地区で、家を失った人たちが避難している国連運営の学校が攻撃されて多数の死傷者が出た、とある。 以前はどっちもどっちくらいにしか考えてなかったが、事がこの通りならさすがにひどすぎる。 ホロコーストを経験してきた人たちの国だというのに。 「人…

ティム・バートン→ バナナ・ボート→ ハッチポッチステーション。

このところ頭の中で鳴っているのが、ジャンプ・イン・ザ・ラインという曲。 まだティム・バートン監督が今ほど知名度のなかった昔のこと、ビートルジュースというコメディ映画があってそのエンディングに流れていて覚えた。 www.youtube.com当時は調べるのが…

21世紀のダビデとゴリアテか

写真はアルジャジーラより。 見れば投石器を使っている。 投石器といってただちに連想するのは旧約聖書のダビデだ。 だが今日ゴリアテと呼ばれるべきはむしろイスラエルだ。 2千年越し、いや3千年越しのアイロニーか。 www.aljazeera.com

遊びをせんとや

遊びをせんとや生まれけん、と聞いたことのある人でもその続き、戯れせんとや生まれけん 遊ぶ子供の声聞けば 我が身さえこそ揺るがるれまで知っている人は少ない。 これが梁塵秘抄にある歌だということを知る人はさらに少ない。 こう言いながら私も梁塵秘抄…

ブログを書いて良かったことといえば

もともとのブログが完結すればもう書くつもりはなかったのですが、たまたまそちらにコメントを下さった方のブログを覗いたらこれが面白くて、それで少し欲がでました。それから池内紀さんが書いた恩地孝四郎の本を読んでこれの文章にかなりガッカリして、見…

感動体験と作品の価値は別もの

「私の心が揺り動かされた」という事実と、作品の価値は別物だ。類型的なたわいもないものにいたく揺さぶられ涙を流すということだってある。

手放しの絶賛というのはもはや身びいきに近い

手放しの絶賛を見ると、そんなに凄いのかとつい恐れ入ってしまうが、 身を乗り出して手放しで絶賛するというのはもうそれを半ば我が事として見ているからなので、そこを差っ引いて受け取った方がいいと思う。

今回の騒動はともかくとして、『美味しんぼ』は

なんだってキャラの顔の横幅がああも広くなってしまったんだか。栗田さんが「海原雄山氏」とか呼び出したのもムズ痒い。

どうして裁判員制度はトラウマ生産的な事件ばかりを担当させるのか。

どういう判決が出ようとも後味が悪い事件ばかりなんだが、ほんと嫌がらせでもしたいんだろうか?以下は当のサイトからコピーしたものだけど、どういう理由でこういう類の事件ばかりを対象にするのかという説明が全く書かれてない。(太字で強調しました。) …

野菜の中の野生

生産地の住民なので「辛味大根」というのは普通に見かける。思うにマンガ『美味しんぼ』で取り上げられたのが普及のきっかけで、実際この辺りでも、昔から作られていたにも関わらずよく目にするようになったのはそう古いことではなかったりする。普通の大根…

「なんで」とは問わない

ある時から、「なんで」、「どうして」という言葉では考えないようにし、「どうすれば」という言葉で考えるようにした。 まあわりとこの頃の話なのだけれど。 思考パターンや性格を変えようとするより言葉を変える。

エヴァンゲリオンって「閉鎖/侵入/拒絶/融合」の繰り返し

あるいは、「境界/侵入/拒絶/融合」。 TV版のエヴァンゲリオンを設定やストーリーの解釈なしで見ると、使徒のサイズでも人間のサイズでも、大体こんな感じの話だと思う。

花とメカニズム 狂い咲きという現象から

花の狂い咲きは、とにかく一定の条件が満たされれば構わず作動してしまうという事だと考えられ、ならば生命の概念はメカニズムの概念と必ずしも相反しない。こういう辺りは機械の馬鹿正直さとそう違わない。

「手塚治虫って実はエログロ作品も描いてるよね」じゃなくて、たぶんエログロは手塚マンガのむしろ本質なのだ。

手塚マンガはむしろエログロの薄暗い部分に一番強い魅力を感じてしまう。 と言っても、ああ見えて手塚治虫ってけっこうエログロの異色作問題作も描いてるよね、って話ではなく、「エログロ」と括られることのない普通の作品でもあちこちにエログロの強い力が…

百万部の本

それがどんな本であれ、一時のあいだに百万部も売れるというのはもはや必要のない人にまで間違って届いてしまっているということだろう。 タイトルに「バカ」がつく本はなぜ売れるのか - 膨らまない話。

現実世界の「腐海」

このごろのクリミア半島、ウクライナの情勢はもうえらいことで、 クリミア半島という単語とか、同胞の保護を理由に他国に派兵するとか、まるでむかし世界史の授業で聞いたような話だと思ってしまった。21世紀にもなって。 今一つ経緯が飲み込めないので調…

茶の美味さを味わい尽くそうとする中国茶の徹底ぶりは、感嘆するやら呆れるやら

ああいう道具立てを考え出すというのは何と言うか、大雑把なようでいて目的に適ってさえいれば細かい面倒なことでも厭わない人たちなんだなあと思う。茶碗ごとに茶の濃さが違わないようにと、最初に茶海というポットに全部注いでから後に個々の茶碗に分けて…

麦焼酎とパンの匂い

大麦と小麦、原材料が別なことはわかっているのだが、 それでもやはり最近買った麦焼酎にはパンの匂いがするように思う。 ラベルの文章を手掛かりに調べると、焼酎の蒸留には減圧蒸留と常圧蒸留という二通りの方法があるのだそうで、減圧すると低い沸点での…

WWⅡ イタリア戦線のカラー写真で思ったこと

LIFEのサイトで見られる第二次世界大戦の未発表カラー写真。イタリア戦線を写した23枚。 World War II in Color: The Italian Campaign and the Road to Rome, 1944 10枚目の写真は敗走したドイツ軍が残していった墓標が並んでいる写真で、最初に見たときは…

小さな子供が大人に望むこと

細かく見れば色々なんだろうけど、小学生くらいまでの子供が周りの大人との関係で望むことを簡単に言えば、根っこに一つ大きくあるのは 「見て!」 っていう願望なのかなと思った。 「見て!」 とか 「見てて!」 とか、 あるいは、「見てて!(でも手は出さ…

誰もが合理的な考え方をすると前提することは合理的な考えではない。

合理的な考え方の中には、「非合理な考え方をする者も少なからずいる」という考えも入れて置くべきだと思う。