膨らまない話。

Tyurico's blog

2015-01-01から1年間の記事一覧

今年知って好きになったミュージシャンは?

海外掲示板の翻訳サイトの記事でそんな感じのがあったので自分も書いてみた。 その記事は新しいというか近年のミュージシャンばかりみたいだったが、こっちは年季の入ったミュージシャンがほとんど。 だが自分に新鮮な驚きを与えてくれるのであれば時代や流…

奴らは愚か者であるか、さもなければ邪な者である

「私たちが信じる教えは正しく尊い無上のものである」という信念が揺るぎない強固なものであれば、 当然のこと「奴らはなぜこんな素晴らしい教えに従わないのか」という疑問が生じる。 それに対しては、 ① 奴らは正しく尊い教えが理解できない愚かで憐れな連…

シュガーヒル・ダウンタウン・オーケストラの何も残さない名盤

シュガーヒルダウンタウンオーケストラという日本のインディーズバンドが大好きで一時期は本当にそればかり聴いていた。ギター、ベース、ドラム、女の子のボーカルの四人組で、軽快なスカ、ロックステディのバンドと言ったところだろうか。車中のラジオでた…

なぜ異教徒よりも激しく憎悪するのか

同じ宗教の宗派間の憎しみや争いが時として異教に対するよりも激しく容赦が無いのはなぜか。異教徒というのは初めから間違っている愚かな連中だが、奴らは正しい教えを歪めている許し難い連中だ、という事だろうか。 tyurico.hatenablog.com

「そこが嫌い」と「そこが好き」はだいたい裏表。

「誰々何々のそこが嫌いだ」っていうポイントは、たいてい好きな人にとっての「正にそこが好きなところ」っていうポイントであるので、こういう「好きか嫌いか」で話が噛み合うのは最初から不可能に近い。

「私たちの教えこそが本物」という考えのない宗教、相対主義的な宗教というのはあり得るか

「私たちの教えこそが本物、本当に正しいのは私たちの教えだけ」と本気で考えているのであれば、「奴らは間違っている、奴らはわかっていない」という他を否定する断定を避けることはできない。ならば当然のこと諍いは起こるし果ては殺し合いにもなる。 それ…

はてなの引用スターについての要望というか

他人のブログを読んでて「引用スター」を積極的につけるようにしている。鋭い指摘だ、上手い表現だ、笑える、考えさせられる、いろいろあるがとにかく、これはと思う文章や言葉があれば、そこを押さえた上でスターをつける。 そして、そのことをブログの筆者…

麻雀のギャグ漫画はどうしてこう面白いのだろうか。 また錦ソクラ先生は何者か。

ろくにルールも知らないのだが、思えばどうしてか麻雀をネタにしたギャグ漫画が昔から好きだった。古くは『ぎゅわんぶらあ自己中心派』、『少年雀鬼 東』。 麻雀の話ばかりではないが、『玄人のひとりごと』も好きだった。 近年では『ムダヅモ無き改革』、そ…

お金を多く稼げる仕事とはどんな仕事か

「景気が良い」ということの意味は世の中の金の巡りが良いということだろうと前回書いた。それに関係する話で、詰るところ「多くのお金を動かした人がお金を多く稼ぐ」のだろう。 どういう仕事が多く稼げるのか、どういう人間が多く稼ぐのかは色々と考えられ…

景気が良いとは

好況とは景気が良いことだと辞書は言う。 では「景気が良い」とはどういうことか。 要するに、世の中の金の巡りが良い状態、金の流れが滞ってない状態と言うことか。或いは人々の金遣いが良い状態と言うべきか。

ネット上の写真にお金を払いたいのだが。

ブログの写真や、まとめサイトで見られる旅先での写真などで気に入ったものがあるとコピーしては壁紙用にもらってきている。趣味で撮った写真だと思うけれど、いいなあと強く感じるものもけっこうあってタダで利用するのは悪いような気もして、そういう写真…

ジェイムズ・カーは本当に素晴らしいシンガーだ。

ジャンルで紹介するならディープ・ソウル、サザン・ソウルということになって、またブログなんかをあちこち見れば「濃い」とか「熱い」とか「男気」とかいった言葉で語られることが多いのだが、実際に彼のアルバム二枚を聴きまくって私が感じたことは、「ソ…

五輪エンブレムを擁護するデザイナーの言葉が説得力を欠くと感じる二三の点

「コンセプトが異なっていれば結果として表現された形が類似していても別の作品だと考えるのが現代のデザイン界のコンセンサスです、だがそれが一般の人には理解されていない。」といった論旨でこのデザイナーの方は擁護しているのだけれど、これは全く説得…

とにかく対応、説明がお粗末すぎた。 ―五輪エンブレム問題の顛末―

佐野氏のアイデアをスタッフが仕上げる。スタッフが参考になる画像はないかと探し、つい出来心でそのまま無断使用してしまった。*1 無断使用が部分にとどまる「フランスパン」のトートバッグなんかだったら一応この説明で通る。*2だが「泳ぐ女性」のデザイン…

アウトサイダー・アートの本質ってそういうことじゃないと思うんだけど。

アウトサイダー・アートというのは、「他人の作品には関心や興味を持つことのない人間がひたすら自分のために作っている作品」のことだと私は考えている。 この「アウトサイダー」というのは、「一般社会の外側の人たち」という意味ではなく、「美術の世界や…

サントリーのトートバッグ騒動の教訓

今後デザインを依頼する企業は、デザインを構成している画像の素性について全て明記することを契約に盛り込んだ方が良いんじゃないかと思った。 たとえ画像の無断使用をやったのが末端の部下だったとしてもそこの確認をせずに取引先に渡してしまう責任者がい…

まあベルギーの劇場の方が断然わかりやすい

オリジナルかどうかの問題は別にしても、東京五輪のエンブレムがベルギーの劇場のエンブレムよりもわかりにくいことは間違いない。ベルギーの劇場の方は、「TとLなんだな」ってことが一目でわかる。少し考えて「外周の円に合わせてTとLの横線を丸く削っ…

「戦争体験の継承」というのはそもそも無理な話だ。

なぜ「ある人間が体験したことを別の人間が継承していける」なんて思えるのだろうか。 体験というのは直接的で一回限りのものだ。 もし仮に、他の人間によって誰かの体験が正しく継承され得るのだとしたら、逆にその体験の唯一性、かけがえのなさは色を失っ…

詩や小説に関して自覚したこと

昔はけっこう小説をあれこれと読んでいたのだが、結局のところ自分は文章や表現あるいは言葉そのものに揺さぶられるのであって、顛末とか盛衰とか謎解きとかとにかく物語的なものにはそれほどまでの関心がないのだと自覚するに至り、次第に小説を読むことが…

トルコの宮廷料理にはナス料理のレシピだけで数百もあるとかいう話で、

数百とは実に驚いた数の多さでトルコ宮廷料理の歴史と奥深さを示す一例と言えるのだろうが、 裏を返せば、これは世々のスルタンたちがどれほど美食に飽いていたか、退屈していたかという話でもあろうと思った。 私なんか結局焼き茄子が一番だと思ってるくら…

他人様のブログを読んで触発されて自分の書くネタが生れる。

このブログを始めた一番の動機は、期待して読んだ池内紀さんによる評伝『恩地孝四郎 一つの伝記』の文章がどうにも褒められたものではないと感じてそれを吐き出しておきたかったからだった。 読んでもらえるとも思っていなかった。 だがその記事に望外の☆を…

ムスリムのヒジャブという衣装の存在は、

女性の髪や体や手足が男性にどれほど強力にアピールするものであるか、どれほど魅惑的なものであるかということを図らずも逆に証拠立てているようなものだと思える。

ブログタイトル『膨らまない話。』に「。」をつけた理由をいまさら考えてみた。

なぜ「つのだ☆ひろ」なのか『メリー・ジェーン』。 お兄さんは恐怖マンガ家「つのだじろう」だ。 なぜ「藤岡弘、」なのか初代仮面ライダー。 『いいひと。』なのに、『最終兵器彼女。』だったりはしない。 「漫☆画太郎」先生が「まん○画太郎」に改名したのは…

歳をとると怒りっぽくなるという話はどういうことか

歳をとって衰えていけば自分の思うに任せぬ物事は増える一方であって、 また怒りというものが「こうあるべきだ」という自分の意に沿わない物事に生じるものだとすれば、 歳をとると怒りっぽくなるのは必定であるか。 tyurico.hatenablog.com

ハリー・ポッターとルーク・スカイウォーカー

おじさんのところに預けられ不遇の日々を過ごしていた平凡な少年は実はすごい人の遺児だった、そして冒険が始まる、という物語の始動はほぼ同じ。 さすがにヴォルデモート卿が実はハリーの父親という展開はなかった。

スカスカの知識。

アインシュタイン→「相対性理論を提唱した物理学者」 相対性理論→「アインシュタインが提唱した物理学の理論」 こんな程度の知識も珍しくない。 自戒の意味も込めて。

日本人は、キレイ好きで、勤勉な、HENTAI。

日本人はキレイ好きで勤勉なヘンタイ。海外が見る日本のイメージをTVとネットの情報から綜合すればこんな感じだろうか。 まんざら間違ってないと思う。

『ジュラシック・パーク2』をつまらない映画だと思う訳

『まるく堂の電子書籍やろうぜ!』のmarukudoさんの記事に触発されて書いてみました。 「つまらない」というか「ついていけない」というか「こりゃ駄目だ」というか。 私の場合、登場人物の行動やその動機に必然性というか説得力が無い展開であるともう映画…

好きなことを仕事にするのは難しいと言われるわけは、

夢と現実とか、お金が絡むと好きだけじゃ済まないとかの話でなく、 たぶん、仕事というのは他人がしてほしいことに応えてお金を頂戴することで、 自分のしたいことを追求することとはそもそも方向が反対だからだろう。

「返り血を浴びる覚悟」なんて覚悟じゃないって。

ニッポンの書評 (光文社新書)作者:豊崎 由美光文社Amazon 「批判は返り血を浴びる覚悟があって初めて成立するんです。」 p.115 ニッポンの書評 文社新書 豊崎由美豊﨑さんは「お前ら素人にその覚悟はあるのか」、「こっちはその覚悟で書いてるんだ」と言いた…