膨らまない話。

Tyurico's blog

2017-01-01から1年間の記事一覧

ジャマイカの元首相がセレクトした100曲入りコンピレーションアルバム

これはジャマイカの第5代首相だったエドワード・シアガ(Edward Seaga )氏が監修したという4枚組コンピレーションアルバム。1959年から2009年までの50年間、ジャマイカの音楽100曲を収録している。 1499円という安い出品があったので買ってみた。今のとこ…

「ネルソン・マンデラ」を作曲したジェリー・ダマーズが南アフリカから表彰されていたという話

「ネルソン・マンデラ」1984年シングル。 Nelson Mandela - Special AKA *1 *2 「ネルソン・マンデラを解放せよ」というど真ん中直球メッセージのこの曲はそれなりに知られている曲だと思うが、30年後の2014年にジェリー・ダマーズがこの曲によって南アフリ…

もう一つのRingo スカタライツがビートルズの曲をカバーしていたという話 その二

少し前のことだが、音楽コラムのサイト TAP the POP でスカタライツが美空ひばりの「リンゴ追分」をカバーしていたという記事を読んで驚いた。 www.tapthepop.net The Skatalites - Ringo リンゴ追分(美空ひばり) それでスカタライツのCDの中で Ringo's …

日本人は農耕民族だけと欧米人は狩猟民族だから、みたいな一見もっともらしい詭弁

そう説明されると、ああ確かになんてつい思ったりするが、よく考えれば彼らも別に狩猟で暮らしてきたんじゃない。 農耕と牧畜で文明を築いてきた。 せいぜい、彼らは肉食だが日本人はそうではなかったという程度の話だ。

あるミニマリストの人の言葉から思ったこと

「でも意外とお金は貯まらないんですよ。物にお金はつかわないけれど経験にお金をつかいますから。」 みたいな受け答えをしていた。 たぶん彼の言う「経験」とはいつもではないもの、何か特別なものであって、日常は経験ではないのだろう。 今日の料理、どの…

そもそも隣りあった国同士というのは仲良くはいかないのが普通で、

洋の東西を問わず、たぶん適度に離れた異国の方が互いに敬意を持って仲良くできるんだと思う。 直接的な利害は少ないし、細かな悪い点は伝わりにくいし、要するに実はよく知らないし、敵の敵だったりもするし。

スカタライツが60年代にビートルズの曲をカバーしていたという話 その一

後年再結成したスカタライツがじゃなくて、1965年、オリジナルのスカタライツがビートルズの1964年の曲、I Should Have Known Better をカバーしていたことをつい最近知った。*1 I Should Have Known Better (Remastered 2009) Roland Alphonso & The Skatal…

若い頃のボブ・マーリーの意外な姿

ボブ・マーリーって最初からレゲエでドレッドじゃなかったんだ、と知ったのは実は割と近年のことだ。 ボブ・マーリーってずっとそういう感じなんだとなんとなく思い込んでいたので、デビューして間もない頃の写真を見た時はそのギャップにけっこう驚いた。 …

Supercilious のCDを買った

これはジャンルで言うとエレクトロニカっていうの?主に聴くのはブルーズ、ソウル、レゲエの古いやつなのでこういう方面の音楽はまるで知らないんだが、踊る猫さんの記事に貼ってあった動画で聴いて好きになって探して買ってみた。ところがこれがろくな情報…

プレシャス・ウィルソンはもっと評価されるべきシンガーだと思う。

ディスコブームの頃、ヨーロッパで活動していたイラプション(Eruption)というバンドがあって、1975年から1979年の間のボーカルだったのがプレシャス・ウィルソン(Precious Wilson)。 とてもパワフルな声でそしてすごく上手い。「ボーカル担当」とかでな…

作家Aを大好きになったのだが、 しかしAが大好きだという先輩作家Bには何も感じなくて、みたいな話

これは文学でも音楽でも。たとえば近頃、私はスライ&ロビーというミュージシャンが好きになった。 スライ&ロビーの片割れスライ・ダンバーの名は、彼がソウルのスライ・ストーンの大ファンだったのでそれで「スライ」と呼ばれるようになったらしい。スライ…

TAP the POP のもう少し頑張ってほしい記事

昨年プリンス・バスターが亡くなった時に何の記事もなかった TAP the POP でも最近ようやく彼に関する記述が見られるようになってきて嬉しいところだが、もう少し頑張って書いてほしい。 www.tapthepop.net ここでスペシャルズの Gangsters を上げるのならオ…

欧米人が芸者の真似事をするのは失礼なことか

雑誌 VOGUE で欧米人のモデルが芸者の真似事をしてる写真を載せたら、批判の声が起こって結局モデルが謝罪したんだという。謝るべきとか私は全く思わないのだが、よく読んでみると彼女は別に日本人に向けて謝罪しているわけではないようだし、怒ってる連中も…

相手の気持ちになるというのは全くの難事であるが、

相手の立場に立って考えてみることならさほど難しくはない。 まあそれで共感したり納得したりするとは限らないが、少なくとも「ああ、あれはこういうことだったのか」ということは後でわかったりはする。

踊る猫さんの音楽記事はほぼ私の知らない言葉ばかりなんだが、「舐めるように聴いている。」という言葉にひっかかってしまったので。

いやこれ好きなやつかも。Supercilious - Delusion of Grandeur しかし探してもなかなか出てこないな。

宗教と価値の多様性は相容れないのではないか

多様性を尊重しよう、多様な価値があることを認めよう、っていうのはもう近年では疑問を抱くことも許されないような考え方だと思うが、その中に宗教まで含んだ場合はどうだろう。(数年後に読み返して考えると、多様性を認めない国や文化も少なくないという…

音楽コラムサイト TAP the POP の誤解を生じさせる駄目な記事

TAP the POP という音楽コラムのサイトがあって、複数のライターによって様々なジャンルの音楽記事が毎日のように上げられている。ためになる記事も少なくないと思うが、数がやたらと多いだけに中にはちゃんと調べずに書いた不正確な記事も目に付き、最近で…

バグルスの売れなかったセカンドアルバムはもっと知られるべき名盤

買ってみようかと思いつつそのままになっていたバグルスのセカンドアルバムのことをふと思い出し、買って聴いてみたら一発でものすごく気に入ってしまった。古い話で恐縮だが、バグルスでわからない人も「ラジオスターの悲劇」なら知ってるかもしれない。あ…

スライ&ロビーのCDレビューみたいなもの。

昨年の11月あたりから聴きはじめたばかりのスライ&ロビーだが、得られる情報がそう多くないのにアルバムの枚数はやたら多いものだからどれを買ったらいいのかずいぶんと迷った。スライ&ロビーってレゲエのドラム&ベースのすごいベテランコンビなんだけど…