膨らまない話。

Tyurico's blog

今頃になって『鬼滅の刃』を読む

全巻まとめ買いして読み始めたらいや面白いじゃない。
 
アニメに比べて原作の絵がヘタだという意見はよく目にしたけど実際読んでみるとヘタだとは思わなかった。
流麗な描線とか緻密な絵とかではないが絵に力があるのは間違いない。
 
絵は魅力がある。でも戦闘シーンは言われているように分かりにくいところがあるように思った。
次のコマや次のページでどういう状態になったのか、こっちが努めて判断しなきゃならないような描写がある。こういうのは何がどうなってるのかが一発でわかった方がいい。
 
一例として、ただこれは単なる描き間違いかもしれないのだが、5巻の37話、冨岡義勇が鬼の左腕を切り落として、でも次の場面「メキィ」って鬼の腕がアップになるところはなぜか右腕だった。
私は最初、鬼が即座に左腕を生やしたのかと解して読んだんだけど、「メキィ」ってのもその効果音として読んだんだけど、でもなんか変だなと再度見ると、あれ?右腕だ。この場面で右腕アップで見せる意味はないよね。では単なる描き間違いか。でも「ああ腕が再生したんだな」と一目で察せられるような描写のちょっとした表現も見られないしな。どっちだ。

で、またその後のページを読むと、冨岡さん今度は両腕切り落として鬼を仕留めているから、やっぱり最初の左腕は再生してたわけだよな。やっぱり左右の描き間違いか?だとしたらでもまあ作者よりもむしろ編集さん、その辺よく見とかないと。これは「最初の読者」のすべき仕事かと。
 
後の版になったら直ってるかもと思ったが、私の買ったやつ第20刷だった。気づいてないのか直してないのか。
 

どうだろ、電子版だと直ってんのかな。