自分でも読み返すやつ
恐怖マンガ、怪奇マンガの作者が往々にしてギャグマンガの作者でもあるということ。楳図かずお、高橋留美子、藤子不二雄A、ジョージ秋山、つのだじろう、伊藤潤二…… ギャグとホラー。グロテスクという通底。
「バカ」 の二文字が目に入れば、ある者は 「これはあいつのことだろう」 と思い、またある者は 「まさか俺のことじゃないよな」 と思いそれぞれ手に取る次第で、表題に 「バカ」 と付いた本は売上を伸ばすのだと考えられる。
昨年末、作者の中沢啓治さんの訃報が伝えられた。 『はだしのゲン』を読んだのは小学生の時だったと思う。 あのマンガを少年ジャンプで連載していたというのは今からすると全く信じ難い事実なのだが、当時はマンガ雑誌というメディア自体がまだまだ野放し的…
劇場版『クレヨンしんちゃん』シリーズはもともと『クレヨンしんちゃん』ファンの間では評価が高かったのですが、2001年に公開された『モーレツ!オトナ帝国の逆襲』と2002年に公開された『アッパレ!戦国大合戦』の二作でファン以外からも広くそれも熱烈と…
池内紀さんがまとめた恩地孝四郎の評伝が出版されていたことを知り、まず地元の図書館にリクエストして入れてもらって読んでみた。なにせ値段は6,000円を超える。恩地孝四郎の名を知る人も少ないだろう。大正、昭和前期の版画家・洋画家であり本の装丁もする…