自分でも読み返すやつ
女の連れ子が一緒に暮らしている男に虐待されて死亡する事件のニュースを聞くと、動物のオスがメスの連れている他のオスの子を邪魔だと殺してしまう行動を思い出す。人間も動物だ。人間も動物であるからそれもまた自然で仕方ないことであるか。 だが「人間も…
以下の文章は、なぜ私は「ゲルニカ」に何も感じることがないのかという違和感を明らかにする目的で時間をおいて少しずつ書き綴っていったためグダグダしてますが、言ってることは結局この三つです。 ① あらためて考えてみても結局私はピカソの「ゲルニカ」に…
ミシュラン3つ星を世界最年少で獲得した鬼才、「星返上」の真意は | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) 若かったころ、私はレストランで一番大事なのは料理だと思っていた。だが、今では一番重要なのは「雰囲気」だと知っている。次がサービス、3番目が料…
音楽は感情や気分に働きかけて人を動かす力を持つ。それも非常に強い力を。私は政治において感情や気分で人が動かされることは危ういと考えるので、音楽と政治が一緒の場に立つことには賛成しない。 ミュージシャンが政治的な発言をすることは別に何の問題も…
結局どの国どの文化でもほとんどの場合、タトゥー、彫り物というのは自身の帰属や信念や覚悟などの表明であって、要するにそれは「私はこういう者だ」、「俺ぁこういうモンだ」という表明やアピールだろう。 恋人の名前を彫るのだってそういうことだ。 だか…
人相とか風体とか喋りだとか「何か気持ち悪いな、誰なんだこいつは」と思いながら見てたら、著作を読んだことはないがいずれ読んでみようかなと気になっていたその分野では有名な人だった。 先入観はいけない。 私は直感の方を重視して彼の本を買うことをや…
tyurico.hatenablog.com 「一番初めのレゲエの曲って何なんだろう」っていう素朴な疑問。この疑問に対して、以前買った100曲入りコンピレーションに何かあるかもしれないと思って聴き直してみたら、21番目の曲が歌唱やタイトルはロックステディみたいなんだ…
もっと単純に「横綱は全ての力士の手本でなければならない」という一点で考えたらどうか。そこはもう議論の余地は無いだろう。 もっとわかりやすく言えば「横綱は強くて当然、勝って当然。でもそれだけじゃ駄目なんだ、立派でないといけないんだ。」というこ…
ブログにウェイラーズのことを書いてる時にふと思ったのだが、ピーター・トッシュが「歩くカミソリ」 "Stepping Razor" と呼ばれていたという話の出どころみたいなものを読んだことがない。トッシュというと直ちに「歩くカミソリ」と嬉しそうに語る人ばかり…
自身の直感を抑え込んででも従来の判断や図式を保持しようとする傾向が強いように思われる。 たぶん人間ってそもそも頭が固いんだ。 以前何も感じなかったCDを聴き直していて今日思ったこと。
合気道とかで技をかけられた人間が、全く抵抗できず操られるように投げられたり倒されたりするのは傍目にはヤラセみたいに見えるが、実際に技をかけてもらって自分で体験してみると「ああこういう不思議なことも実際あるんだ」と思った。(ちょっとだけど昔…
「ネルソン・マンデラ」1984年シングル。 Nelson Mandela - Special AKA *1 *2 「ネルソン・マンデラを解放せよ」というど真ん中直球メッセージのこの曲はそれなりに知られている曲だと思うが、30年後の2014年にジェリー・ダマーズがこの曲によって南アフリ…
「でも意外とお金は貯まらないんですよ。物にお金はつかわないけれど経験にお金をつかいますから。」 みたいな受け答えをしていた。 たぶん彼の言う「経験」とはいつもではないもの、何か特別なものであって、日常は経験ではないのだろう。 今日の料理、どの…
ディスコブームの頃、ヨーロッパで活動していたイラプション(Eruption)というバンドがあって、1975年から1979年の間のボーカルだったのがプレシャス・ウィルソン(Precious Wilson)。 とてもパワフルな声でそしてすごく上手い。「ボーカル担当」とかでな…
黒人大学、現在では Historically Black Colleges and Universities、歴史的黒人大学と総称されるらしい。*1 60年代中頃のソウルのCDの解説を読んでいたら、「これは O. B. McClinton が大学生のときに作った曲だ」という記述があったので、その頃のアメリカ…
彼らが「自分の国では満足に暮していける望みが到底ない、行けるんだったら手を尽くしてなんとしてでも他所の豊かで安全な国に行った方がいい」と考えているということだろう。それで、「彼らはそこまで追い込まれているのだ」と考えることもできる。 だから…
勤王倒幕で働いていたのに偽官軍の汚名を着せられて処刑されてしまった相楽総三たちの冤を雪ぐために長谷川伸が記したという史伝、『相楽総三とその同志』。 昔から気にはなっていたが、少し前にようやく買って読み出した。 引いたというのは以下の短い記述…
正月に酒を飲みながらおじさんと話していて、死んだお爺さんの話になった。 夜更けに二人だけになったこともあってか、普段はしないような話題にも及んだ。 私のお爺さんは兵隊にとられて大陸に渡り、戦後はソビエト軍に捕まって何年か抑留されていた。その…
シュガーヒルダウンタウンオーケストラという日本のインディーズバンドが大好きで一時期は本当にそればかり聴いていた。ギター、ベース、ドラム、女の子のボーカルの四人組で、軽快なスカ、ロックステディのバンドと言ったところだろうか。車中のラジオでた…
「私たちの教えこそが本物、本当に正しいのは私たちの教えだけ」と本気で考えているのであれば、「奴らは間違っている、奴らはわかっていない」という他を否定する断定を避けることはできない。ならば当然のこと諍いは起こるし果ては殺し合いにもなる。 それ…
アウトサイダー・アートというのは、「他人の作品には関心や興味を持つことのない人間がひたすら自分のために作っている作品」のことだと私は考えている。 この「アウトサイダー」というのは、「一般社会の外側の人たち」という意味ではなく、「美術の世界や…
たとえばお笑いタレントのトークなんかで「いやこないだカクカクシカジカこんな腹立つことがありまして、」みたいに自分の腹が立った体験を話して、 最後に「それって信じられます? ありえへんでしょ!」って感じの話。まず関西弁の間違いがありましたらご…
先頃レナード・ニモイ氏が亡くなられた。 それあってか、『スタートレック』というか『宇宙大作戦』で印象に残るこんなような話を思い出した。 ある恒星系で、エンタープライズ号が戦争中の惑星に立ち寄る。しかしそこに戦禍の様子は全く見られない。 実は彼…
それがどういう類のものであろうとも、怒りというものは結局のところ「我に理あり彼に非あり」と言っている。 おそらく全ての怒りの根底にあるものは「私は正しい あいつは間違っている」という断定だ。 www.google.com
あるいは、「境界/侵入/拒絶/融合」。 TV版のエヴァンゲリオンを設定やストーリーの解釈なしで見ると、使徒のサイズでも人間のサイズでも、大体こんな感じの話だと思う。
細かく見れば色々なんだろうけど、小学生くらいまでの子供が周りの大人との関係で望むことを簡単に言えば、根っこに一つ大きくあるのは 「見て!」 っていう願望なのかなと思った。 「見て!」 とか 「見てて!」 とか、 あるいは、「見てて!(でも手は出さ…
昔のお正月は、静かだった。なぜかっていうと、みんな、幸福だったから。幸福だったから、あんまりジタバタする必要がなかった。幸福になるために必要なジタバタは、みんな12月に終わらせてきちゃったから、それでみんな静かに幸福なお正月をやってられた。 …
絵画での人物表現と、彫塑での人物表現を歴史的に比べてみると、洋の東西を問わず、彫刻や塑像の人物表現の方がより早い時期により高い写実性を実現しているように思われるのだが、立体の方が表現しやすいのだろうか。
ビートたけしは面白いことが好きというより、くだらないことが好きなんだと思う。
目論見、企て、計らいが皆次々と外れていく。 全てが裏目裏目に出てしまう形で展開する。諸々のズレ、取り違えによって話が進んでいく。時間のズレ 場所のズレ 言葉の取り違え 人物の取り違え