膨らまない話。

Tyurico's blog

記事メモ なぜRHYMESTER宇多丸はヒップホップの道に進んだのか

 
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持ち回りでやってくる“無視の日”ってありました? つまり、ある一日だけ無視されるんですよ。それが、みんなにランダムに来るのよ。クラスの大多数から“おまえは敵だ”みたいな態度をされて。それで、一日が終わる頃になって“嘘だよ~ん”とか言うんだよね。いや、嘘って……今日、無視してたのは嘘じゃないよね!? みたいな(笑)。
 
で、これがおそろしいもので、そこで“嘘だよ”と言われると、“よかったー”って泣き出さんばかりにうれしくて、そこでコミュニティへの忠誠を誓ってしまうシステムというか。あれが本当に気持ちが悪くて。なんか、暗黙のそういう同調圧力みたいな。もちろん、みんな仲良かったし楽しかったですけど、でも、うっすらある不安とか悪意とかに耐えなきゃいけなくて。
 
だから、小学生の頃は“中学を受験して、こういう狭い世界から離れる。卒業までの我慢だ”って、本当に意識的に思ってました。とにかく、受験して私立に行こうと決めてましたね」

うわー、嫌な話。
 

巣鴨学園での中高6年間を「『ショーシャンクの空に』みたいだった」と表現している宇多丸。しかし、高校時代の3年間には実りもあった。大人に近づくにつれ、学校とは別の世界を持てるようになったのだ。高校生になった宇多丸は、クラブ通いを始めた。
 
「夜遊びを始めたことで、学校外に大人の友達もできました。そうすると、部活とかで不愉快な人とも一緒にいなきゃいけない、と思い込んでた中学時代の生活が無意味に思えてきて。高校からは、学校で多少イヤなことがあっても、別にチャンネルはいくらでもあるしって感じになりましたね」

やっぱ学校と家の他にも居場所があるというのが望ましいよな。