膨らまない話。

Tyurico's blog

ペンや鉛筆の持ち方を説明しているサイトなどのまとめと自分の考え

 
今、ちょっとペン習字にはまっている。
それで10年ほど前にも調べた筆記具の持ち方を改めて調べ直し中なんだか、どうも以前に調べた時とはすっかり様子が変わった感じだ。

幾つか挙げていこう。キュレーションサイトは信用するに値しないので無し。

 
まずトンボ鉛筆「えんぴつはひとさし指に沿わせるように持ちます。」
tombow-ippo.jp
 
次に三菱鉛筆「人差し指をえんぴつにピッタリとそわせる。」
www.mpuni.co.jp
 
北星鉛筆株式会社。初めて知るメーカーだ。「きたぼし」と読むのか。「ほくせい」じゃないのね。「人差し指と鉛筆の間に隙間が出来ないよう軸にぴったり指をつけて~」「人差し指よりも上に親指がなるように~」
www.kitaboshi.co.jp
 
こちらは日本筆記具工業会 。「人差し指に沿わせて鉛筆を持ちます。」
www.jwima.org
 
大阪ペン字クラブ。「昔は、お箸を持って下の1本を抜くと、残った1本がペンの持ち方と伝えましたが、現代ではお箸の持ち方自体曖昧な人が多いため~」そうだよ、私もお箸の持ち方と同じじゃないのかと思ってたんだよ。言い方は違うがこれも「人差し指に沿わせる」と同じことだ。
penji-club.com
 
有限会社エルプラス。鉛筆持ち方矯正具のメーカー。こちらも鉛筆の持ち方は箸の持ち方と同じだという説明。前に調べてた時はこういう説明は見つからなかったんだよな。「望ましい」という表現の方がよりいいと思う。「これが正しい」という断定はそれ以外を否定することだから。持ち方ちょっと変わってるけど綺麗に書けてる人もいると思うし。
erupurasu.co.jp
 
こちらはセイバン。ランドセルのメーカーだから専門外だし、疑問を感じる説明というかイラスト。(というかこの写真の持ち方がまずどうなのかと思う。)

10年ほど前は学校や塾の先生たちがこれと同種のやり方をやたらと推奨して「これが正しい持ち方です、持ち方が悪いと集中力も成績も上がりません」みたいな記事をたくさん書いてたんだが、今回調べたらむしろ見つけるのが難しかった。10年足らずでほぼ全て消えたな。人差し指と親指でオッケー作って輪の真ん中を鉛筆が通るような形のやつ、あれ先生が子供に説明しやすいってだけでほんとは違うんじゃないのと思ってたんだ。でも10年、あれで教えられた子供がいっぱいいるわけだ。
www.seiban.co.jp
 
あったあった。これこれ。昔はあちこちで目にしたこの「正しい持ち方」のイラストだが、もう今や見つけるのが大変だった。ようやく見つけた。しかし「これが正しい持ち方」だと子供たちに力強く熱心に指導していた先生たち、今はどうしてんだか。見ての通り、この持ち方だと人差し指に沿う形にはならないのだ。
「ぱっくん くりるりん ざぶとんぴたっ!」誰がこの持ち方言い出したのかね。

 
マイナビの「中学受験ナビ」のサイト。「つまむように持つのがポイントです」って説明には疑問を抱かざるを得ない。またこちらも使われてる写真がどうかと思う。特に一番上のバナーの写真の持ち方なんて親指と人差し指が交差しちゃってて明らかに良くない例だと思うんだけど。よく考えず出来合いの写真素材を使ったんだろうな。それは駄目だよな。
それでいて「鉛筆の持ち方は成績にも影響します」ときたもんだ。はあそうなんですか。何をか言わんや。
katekyo.mynavi.jp
 

さて何を以て「良い持ち方」とするかだが、「無駄な力が入らず書いていて疲れにくい」「縦、横、斜め、筆記具を動かしやすい」、詰まる所この二つが要点だと私は思う。あ、もう一点付け加えてもいい。「線を引くことが楽しくなる」だ。
 
tyurico.hatenablog.com
 
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