マスメディアの報道を見ていると、どうもそれをただ「流言飛語」や「偏見」のせいにしている。
だがさっき見てたNHKで当時の新聞の号外が画面に出てきて、そこには
「不逞鮮人一千名と横浜で戦闘開始 歩兵一個小隊全滅か」とか「鮮人の陰謀 震害に乗じて放火 東京に三千名蠢く 逮捕は頗る困難か」
とかいうとんでもない記事というかトンデモ記事が記されていた。（NHK＋で確認して書いたんだけど、どうも画面がキャプチャーできないようになっているようで紙面の画像を上げることができなかった）
明らかにマスコミは責任を逃れられないだろうにそれについての反省的な視点がどうも見られないのはなぜなのか。
どういうわけだか、今年になって報道から映画からなんか不自然に思われるくらい一斉に（過去こういう一斉の取り組みはなかったと思う）関東大震災の朝鮮人殺害また朝鮮人と疑われた日本人の殺害が取り上げられていて、当時の小学生が書いた作文とかこれだけ記録が出されるとさすがに否定しようもないことだが、当時のマスコミの根拠のない報道が不安を増大させ蛮行へと駆り立てたというのも否定できないわけだよな。
これマスコミの責任は非常に大きいよな。
最近の災害でのデマとはわけが違うんだぞ。それを一緒にして「流言飛語や偏見は本当に恐ろしいですね、私たち一人ひとりが注意しないといけません」って話にするんじゃない。
なのに自身についての反省、検証が見られないってのは一体なんなのあんたらは。
奇しくもちょうど今、ジャニーズの性被害をずっと知らぬふりしてそれについての自身の厳しい反省、検証ができないマスコミなんだが。
そんなにテレビ見ないんで、もし根拠のない報道につっこんで検証している番組とかがあったらごめんなさい。ご指摘ください。
shimbunroren.or.jp
「私たち新聞労働者が忘れてはならないのは、新聞報道がデマを拡散し、排外主義をあおった事実です。」
一応認めてはいるが、「デマを拡散」では足りないよな。「率先してデマを流した」じゃないの。デマの根拠として機能したんじゃないの。
miyearnzzlabo.com
