膨らまない話。

Tyurico's blog

名前の由来を調べたら気楽に飲めなくなってしまった日本酒

最近気に入りの日本酒の「艶三郎」。
長野県伊那市の宮島酒店が数年前から出している生酒で、その宮島酒店には味のキレによる「斬九郎」という名前の日本酒があるので、「これも何か味の特徴から命名したのかな、しかし艶三郎ってなんだか浮かれた遊び人みたいだよな」と思っていたら全然違っていた。
艶三郎という人物が実際いたのだ。
 
ラベルには簡略にこう書いてある。

御子柴艶三郎は、その昔、伊那荒井地区において水争いが絶えないことを憂い、神に命を捧げる約束のもと命を賭して水脈を掘り当て、水争いを鎮めるとともに荒井地区の水田へ農業用水を安定的に供給し、その後の荒井地区での米作りの礎を築かれた方です。

 
御子柴艶三郎、上も下もすごい名前だ。御子柴なんて名字、『グラップラー刃牙』でしか知らなかった。
気になって調べてみると、難事業を成し遂げた後、なんということか御子柴艶三郎は「命を捧げる」誓願を守り自刃して果てたというのだ。「命を賭して」というのは文字通りのことだった。そして水神として彼の地に祀られているらしい。それで更に驚くのはこれが江戸時代の言い伝えとかではなくて、明治30年頃の話なのだった。さかのぼれないような昔話ではない。
 
もうこのお酒を飲むときに御子柴艶三郎のことを思い出さずにはいられないかもしれない。美味しいだけにちょっと困ったことではある。
 
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