膨らまない話。

Tyurico's blog

NHKの「グレート・リセット〜脱炭素社会 最前線を追う〜」を見てて思ったんだけど、

二酸化炭素の排出削減、脱炭素はもう待ったなし猶予なしの危機的状況だって言うんだけど、問題の根本は二酸化炭素ではなくて地球上に人間が蔓延りすぎたからだろう。(「はびこる」って「蔓延る」って書くのか。そうか「蔓延」か。)
もう地球環境のキャパシティをとっくに越えちゃってるわけだよね。
そんなことくらいは学者でなくたってわかる。
 
でも総人口の減少を、ってどこも言わない。そんなこと言い出すのは非常に難しいというのもわかるんだけど。
でももう冗談抜きに「脱人類を!」って状況ですよ。
 
「産めよ、増えよ、地に満ちよ。云々」ってのは聖書の言葉だったと思うが、どう考えたって今やもう人類が増え過ぎなんだから。満ち満ちているんだから。のさばり過ぎなんだから。でかい面しすぎなんだから。
もはやこの一節を神様からのの言葉として大事に唱えてるわけにもいかない。
この一節を引用して思ったが、「人間中心主義」、「人間第一主義」、「自然は人間に利用されるために存在する」というような意識を考え直さなきゃどうしようもないんじゃないのか。
どうです、主に欧米の皆さん。まあこの辺りイスラムや中国の方々もそう違わないだろうと思ってますが。限りある貴重な資源だから大事に利用しましょうとかじゃない。そういう損得利害の勘定じゃない。
人間の力の及ばぬものを畏敬する態度だ。
 
偉そうに知恵を増やしたところでしょせん人間は地球の一画に住まわせてもらってるだけなんだって自覚を持った方がいい。「ありがたい」とか「もうしわけない」とか「いただく」とか。
こういう日本語なんて訳したらいいんだ。上手く訳すのは難しいがでも要諦は「自分たちの好き勝手にしていいものではない」という考え方だ。
 
脱炭素を進めりゃ済むような話じゃないだろ。
番組は途中で見るのをやめた。
 
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