「竹内まりやさんのこの曲の山下達郎さんの演奏がすごい、気付かれてないけど実はすごい演奏なんです、でも聴いてる人は気付かなくていいんです」、というような話をミュージシャンの人がテレビで語っていた。「関ジャム」で。
そう、素人がそのように聴く必要はないと思う。ミュージシャンは作る人、作る苦労が分かる側。職業柄そう聴いてしまうというか聴こえてしまうんだろう。
しかし、聴いてから後は別として、曲を聴いてる最中に考えてしまうというのは必ずしも望ましいあり方ではないと思う。
考えるというのは距離を取って離れることだとも言える。(いやこれ本当にそうだよな。今気付いたことだけど。)
曲を聴く時に望ましいのは没入できている状態、曲と一体になっているような感覚で、これは感じているということだ。
ふと曲の何かに気付いてしまって意識がそちらに向くとそれだけで曲そのものからは少し離れた状態になる。
そうだ、考えるということは距離を取ることで、感じるということは一つになることだ。
いいことに気づいた。