膨らまない話。

Tyurico's blog

1980年代の終末イメージ

AKIRA』(アキラ)1982年連載開始

北斗の拳1893年連載開始

風の谷のナウシカ』1982年連載開始


北斗の拳』の連載が始まった頃ってまだ地球温暖化の話は聞かなかったよなと先日書いて、それで『AKIRA』とかも年代を確認したくなった。
どれも今からほぼ40年前。こんなに同時だったんだな。

これらの作品の終末イメージというか世界の危機は戦争、兵器、テクノロジーによるもので、温暖化、気候変動による危機というのは見られない。『AKIRA』はちょっと別だがまあ核兵器的なイメージだ。これに1984年の『ターミネーター』を加えてもいいだろう。(後記:『ブレードランナー』も1982年だったか。この映画で描かれる未来は酸性雨が降りしきる世界だった。あと核戦争後を描いた『ザ・デイ・アフター』がやはり1983年だった。)

やはり温暖化の警鐘が広く言われだしてまだ40年と経っていないのだ。40年前、温暖化に対する危機意識というのは全く共有されていない。
そしてほんの数年ほど前までは、温暖化してる/してない、ほんとはどっちなの、くらいの感じで、そんなこと言ってるうちに異常気象、大規模な気象災害が世界中で頻繁に起きるようになってしまった。

ただそこはまた難しいところで、大気中のCO2が増加したこと、気候変動と大きな気象災害が増加したことは明らかなのだが、それがCO2の増加によるものなのかと言われれば、結局素人には判断できない話なんだよな。

まあ私はCO2の増加の問題より地球に人間が増えすぎたこと、人口がキャパを遥かに超えてしまってることが根本的な大問題だと思ってるんだが。

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