膨らまない話。

Tyurico's blog

ソングライターとしてのモーズ・アリソン

モーズ・アリソンは2016年に89歳で死去したアメリカのピアニストでコンポーザーで、時々シンガー。キャリアは長い。ジャンルは何と言ったらいいのか、ブルーズっぽいジャズというのか。

彼は大ヒット曲だとかすごく有名なアルバムとかがあるわけではないし、知名度は高くないし熱狂的なファンがいるタイプでもないし、それに歌だって上手い方ではない、そういうミュージシャンなのだが、彼よりももっと有名なミュージシャンたちによって曲が度々カバーされるようなミュージシャンで、「ミュージシャンズ・ミュージシャン」という言葉が正にぴったりのミュージシャンだと言える。
 
彼のピアノと独特のボーカルについて語っている文章はブログやアマゾンレビューで見かけるのだが、しかし彼が非常に良い歌を作曲しているということはほとんど書かれていないと思う。なのでそれを書いておきたい。
 

Mose Allison - If You Live
 
 

Mose Allison // Everybody's Cryin' Mercy
この曲はボニー・レイットエルヴィス・コステロがカバーしている。
 

I'm Not Talkin'

I'm Not Talkin'

ボーカル曲だけを集めたアルバム。上記の2曲も収録。

 

Mose Allison - Was
この曲もエルヴィス・コステロがカバーしたら凄くはまると思う。
モーズ・アリソンは歌詞の評価も高いので調べて読んでみたいと思っている。
 

My Backyard

My Backyard

上の Was を収録しているアルバム。
 
 
Tell Me Something: The Songs Of Mose Allison

Tell Me Something: The Songs Of Mose Allison

これはモーズ・アリソンの歌をヴァン・モリソンジョージィ・フェイムベン・シドランが歌うという、カバーアルバムというかトリビュートアルバム。モーズ・アリソン自身も参加している。ベン・シドランが歌う If You Live と、ジョージィ・フェイムが歌う Was が特に良かった。


Kojak Variety

Kojak Variety

これはエルヴィス・コステロコジャック・ヴァラエティ。このカバーアルバムによってモーズ・アリソンを知ることができた。
 

たけのこの茹で方についての近年の疑問

筍の茹で方というと、皮が付いたまま米ぬかと鷹の爪を入れて茹でてそれをそのまま冷ます、というのが(これがいつ頃からのやり方なのか)まあ定法なのだが、この頃はもうすっかり端折ったやり方をしている。
 
何年か前、皮ごとだと鍋に収まらない大きさだったので、仕方なく先に皮を全部取ってから茹でたことがあった。(筍というものは皮を取れば半分程になってしまう。 )

ところがそういう端折った仕方で茹でても特に良くない影響を感じることはなかったので、それ以後はそうするようになった。また茹で上がったらすぐに流水で洗って冷ましてしまう。
馬鹿デカい鍋でなくてもできるし、びしょ濡れでぬかまみれの大量の皮が出ないのでゴミの始末が楽なのも良い。
 
それで疑問に思ったのは、そもそもあんなえぐみの強そうなゴワゴワした硬い皮と一緒に長いこと茹でていたら皮からアクが煮出されてそれが逆に実の方に染みてしまったりしないのか、ということ。*1

二つの仕方でやってみて、皮を剥いて茹でて特にデメリットは感じなかったし、逆に皮を付けたまま茹でることのメリットというのも特に感じられなかった。
昔からのやり方にはやはり理があることも多いが、しかし「皮を剥いて茹でるとこうなっちゃうから駄目だよ」という説明は調べてみても見つからない。

鷹の爪ももう入れないけど、米ぬかはまた別に考えがあって一応まだ入れてます。
 

*1:もし皮からアクが出るんだったら、茹で湯に浸けたまま冷ますというのは増々逆効果になると思う。

「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」って単なるコミックソングかと思ってたら、

これが予想外でなかなかの物。
この間、山下達郎さんのラジオでかかっていて初めてちゃんと曲を聴いた。

まあ芸名からして「左とん平」なんてふざけた名前だし、実際ナンセンスな歌詞にすぐに笑ってしまって、しかし聴いていくうちに、とん平さんのシャウトはかっこいいし演奏はしっかりしてるし、実は歌詞もなんだか深いところあるなと感じてしまったのだった。


Hey You Blues - Tonpei Hidari
でもこれ、ブルースじゃなくてソウルだ。とん平のヘイ・ユウ・ソウル。
「すりこぎ」なんて歌詞なかなか普通書けない。作詞を担当したのは郷伍郎


こういうたわいもない戯作のような歌でいて思いの外歌詞が鋭いって、あるんだよな。
これは更に古いところで「有難や節」。

有難や節 - 守屋浩
 

ほめるならほめる。けなすならけなす。同時にやらない。

お前はダメだな、それに比べてあいつは大したもんだ。
この作品は凄いよ、それに対してあれのレベルの低いこと。
 
Aをけなし、返す手でBをほめる。またその逆のパターン。
こういうのは気をつけたい。
 

ボーナストラックの収録も良いような悪いような

昔のブルーズやソウルのアルバムなんかは、出したシングル曲がたまったらまとめてアルバムにして発売する、という安直なやり方が多かったから、そもそもアルバムのコンセプトとか無いしそれほど統一感もない。
だからそういう古いアルバムに後でボーナストラックが入ってもそう大きな影響はないし、私としてはむしろ曲が多く聴けて嬉しい。
 
しかし最初からアルバムを作る考えで作ったアルバムにボーナストラックが追加されたような場合だと、時にボーナストラックの追加によってアルバムの統一感が損なわれているいるのを感じる。
 
なので、本来ならこの曲で気持ちが高まって終わり、というところでまた曲が始まってしまうようだとボーナストラックを聴かないこともある。

ボーナストラックの前で一度再生が終了するような初期設定があってもいいように思う。