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膨らまない話。

Tyurico's blog

相手の気持ちになるというのは全く難事だが、

100字以内で 思いつき 「怒りと正しさ」

相手の立場に立って考えてみることならさほど難しくはない。
 

まあそれで共感したり納得したりするとは限らないが、ああこういうことだったのか、ということはわかったりもする。
 

踊る猫さんの音楽記事はほぼ私の知らない言葉ばかりなんだが、「舐めるように聴いている。」という言葉にひっかかってしまったので。

本とか映画とか音楽とか

いやこれ好きなやつかも。


Supercilious - Delusion of Grandeur
 
しかし探してもなかなか出てこないな。
 

宗教と価値の多様性

なんなんだか 「怒りと正しさ」 裏を返せば ほとんど誰も書いてない話

多様性を尊重しよう、多様な価値があることを認めよう、っていうのは疑問も許されないような近年の考え方だと思うが、その中に宗教まで含んだ場合はどうだろう。
 
宗教というものは徹底すればそもそも多様な価値の併存を許さないものだと思われて、もし多様な価値があることを認めたら実のところそれは宗教としてはもう終わってしまうんじゃないだろうか。突きつめれば共存することのできない不倶戴天の在り方だ。
 

「彼らの信仰も尊重しましょう」という寛容な姿勢は、言ってみれば「そういう程度の低いローカルな考え方もやっぱり尊重してはあげないといけないよね」というような余裕のゆるい態度であり、自分たちの信仰の絶対性において行動する人たちとってそのような態度は信仰の形骸ですらなく全く意味が無いものだろう。
話が通じるわけもない。
 
世の宗教が「世の中には私たちとは違った宗教が色々あります。考え方はそれぞれです。ですから違いは問わず否定せず皆仲良くしましょう。」っていう前提を打ち出すのはほとんど考えられないことだし、厄介な話だ。
 

音楽コラムサイト TAP the POP の誤解を生じさせる駄目な記事

なんなんだか 本とか映画とか音楽とか

TAP the POP という音楽コラムのサイトがあって、複数のライターによって様々なジャンルの音楽記事が毎日上げられている。ためになる記事も多いので読んでいるが、総数がむやみに多いだけに中には首を傾げるようなまるで程度の低いものもある。つい最近のでこんな記述があった。
 

カリブの植民地のなかで、いち早く独立を果たした(1962年8月)のは英国領のジャマイカだった。結束の強さの秘密はどこにあったのか。
ジャマイカの民衆の心の根っ子には、どっこい簡単にはひねりつぶせない力が秘められていた。
それこそが、人々の心をひとつに結んだレゲエと祈り。
黒人の救済と解放を本義とする、宗教的思想運動、「ラスタファリ」という名のファイティングスピリットだった。

 
この文章を読むと、レゲエは古くからジャマイカにある音楽で、反骨と抵抗の音楽であるレゲエ(の精神)がジャマイカ独立の力になった、みたいな誤解が生じかねないと思う。
しかし実際レゲエが生まれたのはジャマイカ独立してから何年も後のことだし、レゲエもいきなり誕生したわけではなく、独立後のジャマイカの音楽シーンではまずスカが生まれてその次にロックステディが生まれ、それからレゲエが生まれるという変遷がある。この文章はその辺りに全く触れないままレゲエとジャマイカの独立を短絡的に結んでいるように思える。(それからラスタファリってけっこう特殊な思想運動だと思うんだけど、実際それが当時のジャマイカで一般的なものだったの?っていうもっと素朴な疑問もある。)
 
スカ、ロックステディ、レゲエ、ダブ、色々あって単純な図式では語ることができないジャマイカ音楽の流れを知らないまま青年時代の乏しい知識だけでコラムを書いてしまった結果なのか、それとも知ってはいるが今さら面倒だしそこを省いて単純な「レゲエとジャマイカ独立の物語」を書いてしまった結果なのか。どちらにしても肯うことはできない。

あと一番良くないのは、サイトに編集責任者がいるのか窺えないが、こういう40年前のレベルの文章に朱が入ることもなくそのまま掲載されてしまうという点だと思う。
「本物の音楽」が持つ“繋がり”や“物語”を毎日コラム配信、という文句を TAP the POP はキャッチフレーズにしているのだが、この記事が語っている“繋がり”や“物語”は筆者の単なる思い込みでしかない。

 
思い出せば TAP the POPって昨年、スカというジャンルを語る際に絶対に外すことのできないプリンス・バスターが亡くなった時も何の記事もなかったし、ジャマイカ音楽方面は総じて貧弱なのかな。
 
 
カリブの小国、ジャマイカ叛乱の唄 「ハーダー・ゼイ・カム」|月刊キヨシ|TAP the POP
 
 
tyurico.hatenablog.com

 

バグルスの売れなかったセカンドアルバムはもっと知られるべき名盤

本とか映画とか音楽とか

買ってみようかと思いつつそのままになっていたバグルスのセカンドアルバムのことをふと思い出し、買って聴いてみたら一発でものすごく気に入ってしまった。

古い話で恐縮だが、バグルスでわからない人も「ラジオスターの悲劇」なら知ってるかもしれない。あるいはどこかで耳にしたことがあるかもしれない。
しかし「ラジオスターの悲劇」が非常にインパクトの強いヒット曲だったのにその他の曲が知られていないため一発屋扱いされかねないユニットで、実際バグルスとしての活動はこの1981年のセカンドアルバムを以て終えている。


モダンレコーディングの冒険』。
オリジナルの9曲にボーナストラック10曲を追加収録。このボートラがまたいい。

Adventures in Modern Recording

Adventures in Modern Recording

色々とごたごたもあって、アルバム名義はバグルスなのだが実質ほぼトレヴァー・ホーン一人によるアルバムと言うべきものらしい。トレヴァー・ホーンってやっぱりすごい人なんだ。
 
モダンレコーディングの冒険』というデカい表題に誇張はない。これを知ることができて良かった。