それで検索をかけてみたら、同じようなアイデアを考えている人がいることに気づく。そういうことがちょくちょくある。
「これはいいアイデアだ、ちょっと他にはないぞ」なんて悦に入ってたのに向こうの方が発表年が先だったりすると得意だった分だけしょげることにもなる。
しかしこれをもう少し考えてみると、「いい思いつき」というのは言ってみれば「正解」なわけで、とすればそれは「理にかなっている考え」なのだとも言える。
であれば、「別々に考えていても同じように然るべきやり方にそれぞれ到達する」というのはむしろ当然とも言えるのかなと思うようになった。
竪穴式住居が竪穴を掘る理由とは
竪穴式住居の名は、平面が、防寒のため地面を掘り下げて浅い穴状になっているからだが、
まず竪穴の深さから。身長より深い例まで知られている北海道から浅い南九州までさまざまあるが、場所ごとの ”凍結深度” で決まった。冬、大地が凍る深さより深く掘らないと、寝ている時、凍死はまぬがれない。一万年前の上野原台地は、20㎝も掘れば地温は零度以上あったことになる。
寡聞にしてこういう説は今まで知らなかった。屋根があってもそのままの地面に寝ていては凍死してしまうということか。
考えてみれば、まず床がない。もちろん布団のような寝具なんてない。衣服もどんなものだったか。冬は互いに抱きつくように身を寄せ合って寝ていたことだろう。
それで凍らない深さまで地面を掘る。だから穴の深さは土地の気候の寒暖によってかなりの差、1mを超えるような差があるわけだ。
ブログで文章を書くことの効用
読む人も少ないブログで文章を書くことにどういう意味があるのかということはもともと大して気にしないのだけど、この頃になって「書くことの効用って実際あるな」と思うようになった。
ブログで文章を書くということは私にとって、
頭の中、心の中の諸々を整理して順序立てて、関連付けてまとまりをつける、それを他人に伝わるように形にしてアウトプットする、
だいたいこのようなことかと思う。
とすればそれは、「考えてそして説明する」というのとほぼ同じことで、直接関係はしないが仕事においても役立ってるかも、と思うようになった。
なんかいろいろクリアになる感じというか。
NHK 突撃!カネオくんのOPテーマ曲は意外な人が歌ってた
NHKの突撃!カネオくんのOPテーマがなんか耳に残るんで今更ながら調べてみたら、唄(あえてこの漢字を使いたい)はなんと白木みのるさんだった。女性の演歌歌手とかかなと思ってたらまさかの白木みのる。『てなもんや三度笠』の。
白木みのる 銭$ソング マンダム親子のテーマ
(↑この人が白木さん。キャッチーなイントロの演奏も見事な歌唱もなんか癖になる。)
まだテレビがブラウン管でモノクロだった昔の話、『てなもんや三度笠』は大人気のコメディ番組で、白木さんは小坊主の珍念を演じて看板の一人だった。それでコメディアンというか喜劇俳優という感じが強い。
でも調べてみると白木さんはもともと歌手だったようで、だから歌詞やエレキギターのギュンギュンや「イエィイエィ」のシャウトとかの変なインパクトから虚心になって聴いてみると、これが技量のある聴かせる歌唱。
曲名が「銭$ソング マンダム親子のテーマ」という意味不明なタイトルなんで更に調べると、「マンダム親子」は古谷三敏が描いた大富豪の親子が主人公のギャグマンガで、でもそんなアニメあったっけと読んでいくと、どういう勢いだったのかマンガのテーマ曲としてわざわざ作られたんだそう。
さらに作詞は赤塚不二夫。 古谷さんはフジオ・プロのスタッフでしたから。
白木みのるが唄う《旅笠道中》白木みのる
実は白木さんは子役とかじゃなくてぱっと見子供みたいな見た目のちっちゃい大人で、声も子供のような女性のような特異さがある。なのでリアルタイムで聴いてちゃんと歌の上手さに気づけたかというと自信がないのだけど、こうして時を経て先入観から離れて聴いてみると実に上手い人なんだなあとびっくり。
この曲を「発掘」したのは伊集院光さんだった。
「おバ歌謡」なんてタイトルだけど聴いて思ったのは「白木さんは歌が上手い人だったんだ」ということ。