膨らまない話。

Tyurico's blog

スガシカオさんが語るメイタルズの話

 
「俺の超オススメ」、「これが俺はものすごいお気に入りで。」、嬉しいこと言ってくださる。
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J-WAVE 1/24放送『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』

スガ:インナー・サークルはすごく息が長いバンドで、結成が1968年で74年にメジャーデビューするんだけど、非常に脂が乗ってきた1980年にリードボーカルのジェイコブ・ミラーという方が27歳で事故死をして、そこから活動休止になっちゃうんです。そこから新しいボーカルのカールトン・コフィが入ってきて、『Games People Play』とかそのへんは新星インナー・サークルのカールトンがボーカルなんだよね。もともとはオーソドックスなルーツ・レゲエのバンドで、俺はルーツ・レゲエがすごく好きで、メチャクチャハマってたんだよね。高校生ぐらいのときからかな? スゲーハマってて、それこそボブ・マーリーは有名ですけど、ピーター・トッシュとかジミー・クリフとか、アスワドとか……一通り全部聴いて、スゴいハマっていた時期があって。インナー・サークルがメンバーが入れ替わり立ち代わりするじゃない? そのときの抜けたメンバーで作ったのがサード・ワールドだったんだよね。
 
岡野:あ、そうなんですか? 全然知らなかった。
 
スガ:そう。だからインナー・サークルってほぼほぼ、そのままサード・ワールドなんだよね。サード・ワールドはサード・ワールドで、ファンクとかソウルとか、いろいろな要素を入れて『Try Jah Love』とかの大ヒットになった。これもスッゲーはやったよね。
 

スガはさまざまなルーツ・レゲエがあるなかで「俺の超オススメ」と、トゥーツ・アンド・ザ・メイタルズを紹介。レゲエ誕生のエピソードについても語った。
 

スガ:これが俺はものすごいお気に入りで。もともとレゲエというのは始まりはジャマイカじゃない? ジャマイカって北米大陸の下のほうだから、ニューオーリンズとかマイアミとか、あの辺と近いからアメリカのラジオがジャマイカで入るらしいんだよね。そこから流れて来るR&Bとかソウルとかをジャマイカの人たちが聴いたんだけど、すごくボロッちいラジオで聴いてるので、2拍目と4拍目が強く聴こえちゃう。
 
岡野:なるほど、そういうことなんだ……!
 
スガ:(リズムの)1234のン、チャ!ン、チャ!というのが強く聴こえてきちゃうので、そういう音楽だと思って始めたのがレゲエの始まりだって言われてるんだよね。
  
岡野:すごいっすね、そうなんだ。
 
スガ:当然リズムだけじゃなくてメロディもR&Bとかソウルの影響をメチャクチャ受けているわけ。俺はもともとソウルとかが好きだったから、当然それに影響を受けた音楽のルーツ・レゲエがものすごく好きになっていく、というのは話としては繋がってるんだろうね。トゥーツ・アンド・ザ・メイタルズはそのなかでも一番ソウル色、R&B色が強いバンドで、本当に彼ら自身もソウルの大ヒット曲のカバーアルバムを出したりするぐらい、すごくソウルが好きだったんだよね。
 

番組ではトゥーツ・アンド・ザ・メイタルズ『Love is Gonna Let Me Down』をオンエアした。


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岡野:この時代のルーツ・レゲエはこういう感じなんですね。
 
スガ:このトゥーツ・アンド・ザ・メイタルズの中心人物のトゥーツ(・ヒバート)は、去年の9月に亡くなっちゃったんですよね。それも新型コロナウイルスで亡くなっちゃったんだよね……けっこうなお年(享年77歳)なので高齢者の方は合併症とかもあるので危険なんです。ジャマイカで亡くなったらしいんですが。

 

 
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