2024-02-06 『反哲学入門』から 突撃隊は、ユダヤ人商店の焼き討ちなどをやって庶民の支持を集めたわけですが、これは必ずしも「血の純潔」みたいな理屈を信じたからだけではありません。無慈悲に利益を追求するユダヤ人巨大資本への反感のために、ナチス支持が広がったようです。このあたりにふれるのは、戦後はタブーになっているようですが、だれかがしっかりした経済学的分析をしてくれるといいと思います。(p.253) 内容は木田さんの他の著作と被るところが多い。本筋ではなくここが一番印象に残った。 反哲学入門 (新潮文庫)作者:元, 木田新潮社Amazon