膨らまない話。

Tyurico's blog

鰹節を削るやつの不具合をなんとかする

 

鰹節を削る鉋、私が使ってるやつは実家でずっと放置されてた古い安物。
そのせいか刃の固定が緩くて削ってるとすぐに刃が引っ込んでしまう。

対策としてケーキのビニールの帯を間に挟んでみたらなんとかなった。
 
 
実はこの前に、「紙を挟んでみる」という前段階があって、それから手近な納豆の上のビニールを試したのだがこれは薄すぎ柔らかすぎで用を為さず、それからちょうどいい材質(やはり廃材で)を探してこれに至った。
 
www.dai-ya.com
 

アーネスト・サトウと「からくり儀右衛門」

 
『一外交官の見た明治維新』下巻75頁に、
「もと京都の時計製造人だったが、その後熟練した機械技師となり、日本の汽船二隻の機関とボイラーを組み立てた」タナカ・コノエという名前がちらと出てきた。
これは「からくり儀右衛門」こと田中久重とは違うのか?

検索しても出てこないな。
 
サトウが1843年の生まれ、田中久重が1799年か。

 

今年も山椒味噌を作る

 

今年は作り方をちょっと変えた。
ハサミで葉を切り取ることにした。固い軸は捨てる。先の方は軸も柔らかめだろうからそのまま使う。摺り鉢で軸を念入りに摺る作業と軸を切り取る作業を鑑みるに、切り取る方が楽と見た。

葉は表側でなく裏返して切るのがやりやすい。
表裏が対称ではないから切りやすい切りにくいがあるのだ。
 
山椒と味噌の重量比も5gに対し60gへ変更、出来上がりを緩めにする目的でみりんを少量加えた。


このすぐ後、結局先を摘んで葉をむしっていくやり方に変わった。
 

日本語の難しさなのか曖昧さなのか日本語教育のせいなのか

 

 
読んでて読み取りにくい文章があって気になった。

熱帯地域から船で砂糖を運ぶのには時間を要し、母国へ帰る途中で傷まないようにするのは難しかった。精製度の低い状態で船積みすることによって砂糖が傷むリスクが減り、さらに、ヨーロッパの精製業者は顧客の要望にぴったり合った製品をつくりだすことができた。 p.29

 
「精製度の低い状態で船積みすることによって砂糖が傷むリスクが減り」、この文章は意味が二通りに読めてしまう。
「精製度の低い状態で船積みすることによって砂糖が傷む」と言っているのか。それとも、
「砂糖が傷むリスクを精製度の低い状態で船積みすることによって減らす」と言っているのか。

これを読み取るには文脈や知識の補助が要る。
 
「精製度の低い状態で船積みすることによって」が後の文のどこにかかっているかで文章の意味がまるで違ってくる。
「精製度の低い状態で船積みすることによって」は「砂糖が傷むリスクが減り」にかかる。もっとわかりやすくすると「リスクが減り」にかかる。砂糖の製造についての知識があればそうなる。
しかしこれを「精製度の低い状態で船積みすることによって砂糖が傷むリスク」という意味のまとまりで読んでしまうこともあり得る。
砂糖の製造を知らない人が読めば「精製が低いから傷むということか」となってもおかしくない。
こうなると意味は逆になってしまう。
本当は、原材料のままだとすぐに傷んでしまうので粗く精製してから船で運ぶということなのだ。
 
これはどう書くのがいいか。
「精製度の低い状態で船積みすることにより、砂糖が傷むリスクは減り」か。
砂糖の製法から考えると、「ある程度精製した状態で船積みすることによって砂糖が傷むリスクは減少させることができ」あたりかな。
 
文意というのは、言葉がどこに(どの範囲に)かかるかで意味が定まってくる。
長い文章の場合、それを明確にするために語順と読点を工夫する必要が出てくるのだが、日本語教育ではそれが十分にされてないように思う。