膨らまない話。

Tyurico's blog

「無意味な戦争をやめろ」と言われて簡単に手を引くわけにもいかないだろうとは思う

 
あの男の頭の中では十分意味のある戦争で、あの時「獲るべきもの今なら獲れる」と踏んだから手を出したのだ。
ただ当初の大方の予想は外れて、プーチンは現在のところめぼしい戦果を得ていない。
逆にアフガニスタン侵攻の時よりも多く戦死者を出してしまっていると聞く。
 
侵攻が始まったとき諸方面の専門家たちはほとんど皆「なぜこんな不合理で馬鹿なことを」と驚いていた。
現在たいして得るところがないというのは正にこれが無意味な所業であることを示しているわけだが、その通りに得るところがないまますごすごと撤退したらそれこそ「自分はバカな無能でした」と頭上に掲げるようなものだ。ただのバカで終わるわけにはいくまい。
少なくとも「我々は同胞をナチスの手から解放した」ぐらい言わなきゃ体裁すら取り繕えない。
 
当節よく聞く「戦争は始めるより終わらせる方が難しい」という言葉は誰が言ったか知らないが、そういうことだろう。
「戦争というものは負けっぷりもよくなければいけません」とはまた誰の言葉だったか。どこで読んだのだったか。
 
https://news.yahoo.co.jp/articles/d2d4c9a81e5f57f07e33f6df5b45e061854b3b3b?page=2news.yahoo.co.jp