保険金詐欺は事実やってたわけだし、林真須美被告というのはまあふてぶてしい悪党の類い、ろくな人間ではないと思う。
しかし冷静に考えれば、「そいつがろくでもない悪党であること」と「その犯罪をやったかやってないか」の詮議は別にして考えなければならないはずだ。この事件に限らず。
「こんなの死刑でいいだろ」という気分、「どのみちろくでもない奴なんだからさっさと死刑でよし」という気分から距離を置かなければならない。
だからって林被告の無実を信じてるというわけでもなくて、逆に悪い印象しかない人物なんで毒を盛るくらいのこと平気でやるかもなとも思うんだけど、なんせ証拠がちゃんとしてないようだから。証拠がちゃんとしてないなら死刑判決を出しては駄目だ。間違ってたら取返しのつかないことになる。
まあ毒殺事件ってそもそも確たる証拠を挙げるのが難しい犯罪だと思うけど。
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