ウジホロドのロマたちは、ロマ兵士の戦いぶりやウクライナ人避難民を支援するロマ団体のおかげで、ウクライナ人のロマに対する根強い偏見が少しずつ改善していると指摘する。
4人の子どもがいるイルチャクさんは、第128ザカルパッチャ旅団(The 128th Transcarpathian Brigade)で戦車の修理を担当していた。「前線ではロマかどうかということは関係ない。お互いを兄弟だと思っている」と話した。
「読み書きのできないロマが軍隊で戦えるのかと疑問視する人も多かった。ロマが戦っていると言ってみんな驚いていた」「彼らにはこう言ってやった。ウクライナ人なら、ウクライナのために戦わなければならないと」
イルチャクさんの義父は「ロマは従軍しないと言われていたが間違っている!困った時には私たちだって頼りになるんだ!」と叫んだ。