https://hochi.news/articles/20221122-OHT1T51233.html?page=1
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御嶽海は三回も優勝している力士だし、私も長野の生まれで相撲ファンだからずっと応援しているんだけど、御嶽海はどうしたものかと思うこと少なくない力士でもある。尾車親方の言葉は全て全くその通りだと思われて頷く他ない。
御嶽海の素質を評価して将来を期待していた親方は尾車親方だけではないだろう。解説で素質やセンスを褒められることは多かった。
しかし御嶽海は稽古が足りないという指摘、いや苦言においても多くの親方の評価は完全に一致していた。そして御嶽海は耳の痛い話を聞くことがついになかったように思う。
失礼も承知で素人が言うが、良いものを持っている、実力実績があることは自他ともに認めるところだが御嶽海は長くそこに胡坐をかいていたのではないか。
記事を全文コピーして上げるって駄目なんだろうけど日本のウェブ記事ってしばらくすると消えて読めなくなってしまうものが多いから自分のために残しておこう。こういういいものが後に読めなくなるのは惜しい。だからこれくらいは大目に見て。
御嶽海、アゲイン。今場所、3度目のコラム登場になるが、書かずにはいられない。突っ張っても足がそろっていて完全な上突っ張り。手だけでパタパタと突いても何の効果もない。小柄な翠富士に中に入られ、もろ差しを許した後は鉛筆のように棒立ち。かいな(腕)を決めるなり、巻きかえるなりの抵抗もなかった。
御嶽海は「一生懸命やりました」と言うかもしれないが、「何とかしよう」という気力が私には感じられなかった。横綱になれる逸材だと信じてきた。だから厳しい言葉を浴びせてきた。涙が出るほど残念だ。
このコラムで「先場所の課題を見つけ、修正と反省と稽古の結果が場所後に出る」と書いた。結局は何もしてこなかったということだ。優勝争いは23歳の豊昇龍、22歳の王鵬、26歳の錦富士と若手が中心。御嶽海は新旧交代の渦に完全にのみ込まれてしまったといえる。相撲人生最大のピンチといっていいだろう。最後に言う。原点に返って出直してこい。