言葉で表現するというのは、そもそもというかどうしたってというか、「型にはめる」ことだと思うんですよ。切り取って出来合いの型にはめる。
紋切り型が、常套句が、じゃなくて言葉とは全てそもそもそういうものだと思う。
でも言葉で表現しようとするものはおよそ定まらぬもの、切れ目ないもの、一度限りのもの、絶え間ないもの、際限ないもの。
それを「型にはめる」ってことだから避けがたくどこかに無理が生じる。
必ず無理が生じると思ったほうがいい。
どんなによく書けていても、言葉は都合よく如何ようにでも書ける、そういうものであるから。
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