膨らまない話。

Tyurico's blog

アン・モロウ・リンドバーグの『輝く時、失意の時』を買う

 
 
メルカリ見てたらお安い値段の出品が目に止まって買ってみた。
1929年から1932年までの日記と手紙を本にまとめたもので、チャールズ・リンドバーグとの結婚から彼女の最初の著作である『翼よ、北に』や長男チャールズ・リンドバーグ・ジュニアの誘拐殺害事件などの時期にあたり、興味を持った。没後にまとめられたものではなく彼女自身によるもの。
あと次女のリーブ・リンドバーグさんが寄せた「日本を愛する母に代わって」という文章を読みたかったというのもあった。

その勢いで、アマゾンで割と安い原著があったのでついでに買ってしまった。
 

意外なことにこの『輝く時、失意の時』が出版されたのは1997年二月で、『翼よ、北に』の出版よりも5年も前のことだった。正直そう売れるとは思えない本だが、いったいどういう経緯で企画されたのか。順序が逆ならまだわかるのだが。それとも1994年の落合恵子の『海からの贈りもの』が何か影響しているのか。
あとアン・モロウ・リンドバーグの没年は2001年二月で当時はまだ存命であるわけだが、本人でなく「母に代わって」というのは既に彼女の健康状態はあまり良くなかったということかと想像する。