最近あるブログでこんな文章を読んだ。
しかし、本書には一つ、重大な欠陥があります。
それはロビン・ノーウッドに責任があるのではなく、本書の訳者・落合恵子氏に責任がある。
本書の随所に訳者・落合恵子氏による「訳注」が、本文に直接挿入する形でつけられているのですが、これが実際には「訳注」ではなく、落合氏の意見なんです。
要するにノーウッド氏の本文を翻訳しているうちにエキサイトしてしまったのか、落合恵子さんが勝手に自分の見解を付け加えたり、逆に「こういう書き方は気に入らないと言っておこう」とか言って批判したりするわけ。
そんな、自分の意見だの本書に対する批判を本文に挿入する形で勝手にくっつけるなんて、翻訳者の分を越えた非常識な行為であって、断じて許されるものではございません。また、もし翻訳者がそういう愚行に出たとしたら、編集者は体を張ってでも止めなくてはならない。
あ、あとついでに指摘しておきますが、本書巻末の「あとがき」の中で、本書のペーパーバック版の版元が「Simon & Solueten」社であると記してありますが、こんな名前の出版社は存在しません。それを言うなら「Simon & Schuster」ね。あと、本書のサブタイトルの原語は「When you keep wishing and hoping, he'll change」ではなく、「When You Keep Wishing and Hoping He'll Change」です。カンマなんてついてない。「He'll Change」は「Wishing and Hoping」の目的節だからね。どちらも、ちょっと確認すれば誤りを防げるはずなのに。
色々な意味で、レモンちゃん(昭和生まれなら知っている、落合恵子氏のあだ名)と、この本の編集者には猛省を促しておきましょう。
ロビン・ノーウッド著『愛しすぎる女たち』を読む | 教授のおすすめ!セレクトショップ - 楽天ブログ
まさに「分を越えた」「非常識な」「愚行」。
思った通り、やっぱり落合恵子は他の翻訳でもこんなことをやっていたか。訳者あとがきに書くとかじゃなくて本文のページに直に自分の意見を挿入したと。やることが全くまともじゃない。とんだ思い上がりだ。
他人の著作の中でも自分の主張を言わずにはいられないような人間。そのような愚行を愚行と思わない人間、自分の正義を疑うことのない人間。
やっぱり落合は著者よりも自分の方が偉いとでも思っているんじゃないのか。全く以て図々しい。
ほんとに度し難いな。
d.hatena.ne.jp