膨らまない話。

Tyurico's blog

最近知ったこと

屋根のてっぺんに花を植える住まい

幕末日本探訪記 (講談社学術文庫)作者:ロバート・フォーチュン講談社Amazon 幕末の日本にやって来た英国のプラントハンター、ロバート・フォーチュンの本を読んでいる。 プラントハンターって書くと珍しい植物で一攫千金狙いの山師みたいにも聞こえてしまう…

木喰上人がデカかったという話は意外だったが納得の話でもある

NHKの日曜美術館で木喰上人をやってたので見てたら、当時の記録に「身の丈六尺」とあるのだそうだ。江戸時代に身長180㎝以上。これはデカい。 また上人が自身の姿を彫った像とされるものが映されたのだが、なんか二の腕が太い。たくましい。 上人が生涯に…

アース・ウインド & ファイアーの The Promise は買ってほんとに良かった、のだが気になる話が

tyurico.hatenablog.com私が買ったのはAvexから出た日本盤で、解説とか対訳付き歌詞カードとか付いててそれは嬉しいのだが、この日本盤は CCCD、コピーコントロールCDというやつだった。*1この CCCD というのは色々問題点が指摘されていたことを買った後に…

キング・トーンズはドゥーワップじゃないし、R&Bチャート 48位も嘘だと山下達郎さんがラジオで力説していた。

3月31日のサンデーソングブックは内田正人さん追悼の「ザ・キング・トーンズ」特集だった。 その中で山下達郎さんが、どうしても言わなきゃならないこととして力説していた。 達郎さんがそこまで言うのだ、何はともあれ書き残しておこう。 今日と来週のキン…

正しくない歩き方

昔エッチなマンガで売れっ子だった「みやすのんき」先生は、驚いたことに近年ランニングメソッドの本とかでヒットを出していた。 私はランニングはしないが、ウォーキングの本もあったので図書館で借りてきた。無理無駄のない効率的な歩き方には興味があるの…

これはアース・ウインド & ファイアーの知られざる名曲ということだろうか

Whatever Happened EWF.m4vこの曲大好きなんだけど、調べてみても詳しいことが分からない。 アース・ウインド&ファイアーなんて超メジャーなバンドでそんなことあるかと思われるだろうが、そうなのだ。 実際、YouTubeにも2本しかアップされてないし、そのコ…

鳥山先生が語るデビュー前のエピソードはまんま事実だったらしい

「おかーさん100円ちょー」 ――鳥嶋さんは先ほど「鳥山明さんの才能は漫画を知らないことだ」とおっしゃいましたが、鳥山さんの才能を引き出すためにどんな働きかけをされたのでしょうか? 鳥嶋: 「作ってはつぶす作業」を繰り返しましたね。鳥山さんは朝起…

超絶折り紙作家、折り紙超人、渡邊慧さん

私は折り紙が好きだ。といっても自分では全然できなくて、美しい折り紙作品を見るのが好きなだけなのだが。 折り紙はもうORIGAMIともなっていて日本でも海外でもすごい作品を創る人が多くいるが、中でも私が驚いたのは神谷哲史さんという方で、かつて…

昆布さんという人

京都の人が豆のことを「お豆さん」と呼ぶ、みたいな話ではない。 なんと「昆布」という名字があった。 だしの取り方を試しているうちに昆布の歴史を知りたくなって、アマゾンで昆布の本を探していたら、著者名で「昆布尚子」という人が出てきましたよ。 どう…

「チャンチキおけさ 」の「チャンチキ」っていうのは

三波春夫 チャンチキおけさ 1976年「ビッグショー」より 三波春夫のヒット曲は「チャンチキおけさ」であるが、この歌詞は奇妙である。「知らぬ同士が小皿たたいてチャンチキおけさ」というのであるが、ここで歌われている「チャンチキおけさ」とは、いかなる…

トロッグスって思いのほか良いバンドだった

彼らの一番知られているヒット曲がカバー曲だし、評判はと言うと、当時エロい歌詞で問題になったとか50年以上経った現在ではもはやどうでもいいような話題が第一で、それでも「これが実は良いバンドだよ」みたいなブログもあってなんか気になって中古の一…

テレビで見たキュウリを砕く方法がすごく便利だったので

料理研究家の「きじまりゅうた」さんがやってた方法が合理的ですごく良かったのでこれを世に広めたい。キュウリを叩いて砕くやり方としては麺棒、すりこぎなどで叩くというのが一般的だ。しかし力加減がけっこう難しく、飛び散ったり細かくなり過ぎたり、そ…

黒人のフィギュアスケーターがいることを今回のオリンピックで初めて知ったのだが、

他の競技での活躍から考えれば黒人のフィギュアスケート選手はもっと増えていくだろうし、たぶん競泳選手も出てくることだろう。 さてそこから思ったのだが、これがシンクロナイズドスイミングの場合だとデリケートな話になったりしないだろうか。はっきりそ…

久しぶりに買った邦盤は伊東ゆかりさんのカバーアルバム

『小指の思い出』はどうにか知っていたが、恥ずかしながらお名前すら憶えてなかった。 しかし少し前に親が見ていたテレビで歌っているのをたまたま聴いて、あれこの人すごく歌が上手い人なんだと驚いて買ってみたのだった。 後で調べてみたら、お父さんがミ…

フランス人のタローさん、ジローさん

ゴンチチさんのラジオを聴いてたらフランス人のピアニストの「アレクサンドル・タロー」(Alexandre Tharaud)という名前が出てきた。 バンドデシネ*1の巨匠メビウスの本名は「ジャン・ジロー」(Jean Giraud)なので、ジローさんは知っていたが。 *1:バンド…

「ジャパン・スペシャル」というスカ・ナンバーの由来

African Rootsアーティスト:The Skatalites,Lloyd BrevetteGroverAmazon このアルバムは聴いてすぐに気に入った。 スカタライツのオリジナルメンバーの中で、ドン・ドラモンド、ローランド・アルフォンソ、ジャッキー・ミットゥらに比べるとベースのロイド・…

リンゴ・スターって身長低いのか

映画 A Hard Day's Night 。 Ringo's Theme, (This Boy) 0:40あたり、リンゴがすれ違った女の子にちょっかいを出して冷たく断られる場面の、その女の子のセリフ。 Get out of here, shorty. 要するに「チビはあっち行って」って言ってるように聞こえるのだが…

「ネルソン・マンデラ」を作曲したジェリー・ダマーズが南アフリカから表彰されていたという話

「ネルソン・マンデラ」1984年シングル。 Nelson Mandela - Special AKA *1 *2 「ネルソン・マンデラを解放せよ」というど真ん中直球メッセージのこの曲はそれなりに知られている曲だと思うが、30年後の2014年にジェリー・ダマーズがこの曲によって南アフリ…

もう一つのRingo スカタライツがビートルズの曲をカバーしていたという話 その二

少し前のことだが、音楽コラムのサイト TAP the POP でスカタライツが美空ひばりの「リンゴ追分」をカバーしていたという記事を読んで驚いた。 www.tapthepop.net The Skatalites - Ringo リンゴ追分(美空ひばり) それでスカタライツのCDの中で Ringo's …

スカタライツが60年代にビートルズの曲をカバーしていたという話 その一

後年再結成したスカタライツがじゃなくて、1965年、オリジナルのスカタライツがビートルズの1964年の曲、I Should Have Known Better をカバーしていたことをつい最近知った。*1 I Should Have Known Better (Remastered 2009) Roland Alphonso & The Skatal…

大学出のキャブ・キャロウェイとマルコムX大学

黒人大学*1と黒人ミュージシャンの関連でキャブ・キャロウェイのウィキの記事を読んでいた。 まず意外だったのは、彼はけっこう裕福な家庭の生まれで両親ともに黒人大学の出身で、お父さんは弁護士でお母さんは学校の先生だったという記述。 キャブ・キャロ…

最近初めて知って驚いた、アメリカの黒人大学。

黒人大学、現在では Historically Black Colleges and Universities、歴史的黒人大学と総称されるらしい。*1 60年代中頃のソウルのCDの解説を読んでいたら、「これは O. B. McClinton が大学生のときに作った曲だ」という記述があったので、その頃のアメリカ…

現実世界の「腐海」

このごろのクリミア半島、ウクライナの情勢はもうえらいことで、 クリミア半島という単語とか、同胞の保護を理由に他国に派兵するとか、まるでむかし世界史の授業で聞いたような話だと思ってしまった。21世紀にもなって。 今一つ経緯が飲み込めないので調…