膨らまない話。

Tyurico's blog

白鵬のアレは 「かち上げ」 なんかじゃない

下位の力士も横綱に対して遠慮なくアレを平等にぶちかますことができるというなら文句など言わないが、そうでなければもう顔面への「かち上げ」は禁じ手にしてもらいたい。
相手を手酷く痛めつけて勝ちを得るなんて、それが相撲の、ましてや横綱のあるべき姿だろうか。
白鵬という横綱は口が達者で言うことは立派なのだがひどく見苦しい行為が度々見られて、前人未到の記録をどれだけ積み上げようが敬意を持てない。この場所でも、立ち合いが合わなくてイラついて玉鷲の胸を突くような態度の悪さが出た。
これは日本人かモンゴル人かなんて話ではない。
朝青龍は言うこともやることも乱暴な横綱だったが綺麗事を言うような裏表は無くてある意味真正直な人間だったからよほど好ましい。

 
繰り返しになるが、下位の力士たちもはるかに格上の存在である横綱の顔面に「かち上げ」と呼ばれるアレを同じようにくらわすことができるのならこんな文句は言わない。サポーターを装着して横綱の顔面に強烈な「かち上げ」を遠慮することなくどんどんぶちこんでほしい。土俵を流血で赤く染めたらいい。
 
だいたいあんな横から肘を振っていくのを「かち上げ」なんて言って良いのか。腕を下からぶつけて相手の体を上に起こすのが「かち上げ」じゃないのか。下から上に行くから「かち上げ」じゃないのか。
下から行った「かち上げ」が結果として顔に入ってしまったというなら仕方ない。本来の真っ当な「かち上げ」には何も問題はない。それを「かち上げは是か非か」なんて馬鹿な詮議にするから話がおかしなことになる。「かち上げ」は是に決まっている。
でも白鵬のアレは「かち上げ」なんかじゃない。「肘打ち」とか「エルボー」って言うべきものだ。
それを白鵬はもう明らかに最初から遠藤の顔面を狙いにいってるじゃないか。流れで顔に入ってしまった、じゃない。白鵬は良くも悪くも賢い人間で、あれはグレーゾーンにつけこんだ悪質な行為でしかないと思う。
 
解説の北の富士さんは同じ場所の大翔鵬と炎鵬の取り組みについて、倍も体が大きい大翔鵬がKO狙いで何度も炎鵬に張り手を出していった、なんて汚い、と厳しく批判していたけど、白鵬のアレは良くて大翔鵬の張り手は悪いというのはおかしくないか。むしろ逆でしょ。北の富士さん好きだけどいくらなんでも炎鵬愛が過ぎやしないか。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191120-00010059-chuspo-spo

 
あと親方とかの「隙が多いのにもらう方も情けない」という意見もあってまあなるほどとは思ったし、確かに手も無くやられてしまう力士たちというのも見ていてもどかしいが、並の力士がただ闇雲に肘を振ってくるのではなく経験も技量も知略も段違いの横綱が念入りに左で張って一瞬怯ませてからの右肘のコンビネーションなんだから、封じることがそんなに簡単なことなのかと思ってしまう。
実際アレを白鵬がやり始めた頃、北の富士さんがちょっと困ったように「えらいこと考えついてくれたね」とか言ってたわけで、あのコンビネーション技に対応するのはなかなか難しいいんじゃないか。「俺だったらアレをもらわない」とかいう自慢話をされても問題はそういうことじゃないんで、「あんなの危ないだろ」ってことだ。
それに「隙が多いのに~」なんて言ってるってことは、「あれは本来のかち上げではない」と認めているのと同じなわけで、本来の「かち上げ」もつけ入る隙が多いんだったら大関復帰のために高安には「かち上げ」なんか封印してもらわなきゃならない。


無粋なことだとは思うが、グレーゾーンにつけこまれている現状、相撲協会はきちんと線引きをすべきだと思うし、解説やアナウンサーも「白鵬の厳しい相撲」とか呑気なこと言ってていいのかと思う。
「なりふり構わず勝ちに行く」って書こうとして気づいたが、「なりふり構わず勝ちに行く横綱」って言葉がもう「横綱」という言葉に反するものだ。
 
髷に手が掛かっただけで反則負けになってしまうのに、顔面の骨折だって実際ある危険なアレが認められるってもう基準がどうかしてるだろ。
何が「横綱の品格」だ。何が「コンプライアンス」だ。ほんと見てて腹が立つ。
ベテラン呼び出しの拓郎さんが至らない若い者を小突いたのを咎められて辞めちゃったけど、こっちの方がよっぽど問題だと思うよ。

まあ要は、あれは見てて拍手を送りたくなるような相撲か?ってことに尽きるが。

白鵬 かち上げ - Google 検索

 
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朝乃山が大関に? 白鵬のかち上げは?武蔵丸が九州場所から1年を振り返る。(2/2) - 相撲 - Number Web - ナンバー

白鵬は、初日からせっかくいい相撲の流れで来たのに、12日目の遠藤戦はダメダメだったなぁ。エルボーのようなかち上げで、遠藤は鼻血ブー! になっちゃった。あれはやっちゃいけないヨ。相手の相撲人生を終わらせてしまう危険もあるくらいのことなの、白鵬はわかってないのか? この際、もうルール作ったらいい。危険な行為をしたら、即、負けにするとかね。
 8日目の玉鷲戦でも立ち合いの呼吸が合わずに相手の体をドンと突いたけど、相手は力を抜いている時なんだから、そこでまたケガでもしたらどうするんだってことだよ。

武蔵川親方のような人が相撲界に残ってくれたのは本当に良いことだと思っている。できれば栃ノ心にも残ってもらいたいんだけど故郷に錦を飾るって方向みたいなんで難しいだろうな。
 

白鵬 好き放題の“暴君”的言動への懸念と批判強まる状況|NEWSポストセブン - Part 3

メディアに対しても威勢のいい発言が相次いだ。稽古総見当日の朝に放送された『とくダネ!』(フジテレビ系)のインタビューでは、「張った時に相手が一瞬腰を引く。腰を引いた時にカチ上げで起こす。中に入っていく作戦なんです」「逆に立ち合いにいろんな技があるのを褒めてもらいたいけどね」などと豪語。カチ上げでぶつける右肘のサポーターを二枚重ねていることもカメラに見せ、「肌色に近いように茶葉で染めている」とわざわざ解説してみせた。
 
まさに“言いたい放題”だっただけに、本場所で結果が伴わなかったことを受けて、批判が強まるのは避けられない。

 
白鵬のネット批判はまるで “集団いじめ”、人々が罵倒し続ける背景に「報道の闇」(3ページ目) | 週刊女性PRIME

またそのときに問題の一番として上がった、白鵬―遠藤戦では、荒磯親方(元横綱稀勢の里)がNHK大相撲中継で、「かち上げた瞬間に、白鵬の右の脇にスキができますから、遠藤はそこをうまく突いていくことをしっかり頭にあれば、ここまでまともに食らうことはないんです。僕は左のおっつけがあったので、逆にやってくれたらうれしいんですが、横綱はそれが分かっていたので僕にはかち上げを仕掛けてきませんでした」
とコメントしていたのだが、いつの間にかその意見は消されてしまい、横審の個人的な感想や、また白鵬―遠藤戦でのNHK大相撲中継のもうひとりの解説だった舞の海さんが言った、「こういうことをする横綱は過去にみたことがありません」といった言葉のほうを土台にして伝える記事をいくつか見た。ちなみにそういうことをしている過去の名横綱たちの写真が、翌日のツイッターには多数上がっていたことを言っておこう。
 (中略)
もちろん賛否両論、意見があるのは自由だが、ひたすら罵り、人格否定や、差別的な文言まであるのは問題だ。言っている人たちは自分たちの日ごろの憤懣(ふんまん)のはけ口にしているようにしか見えず、これは大相撲に限ったことではないのかもしれないが、社会のひずみを感じぜずにおられない。伝える側はそうした社会的影響を少しでいいから念頭に置いてほしいと心から願う。

 2020年は大相撲を楽しんで見たい。大相撲は楽しいスポーツ興行だ。眉根にシワを寄せて罵りながら見るものじゃない。見る側も伝える側も、それを胸に喜びを分かち合おう。

ふざけるな。あんな相撲楽しんで見れないって。あれを小さい子やお爺さんお婆さんがニコニコ楽しんで見てたらそれこそどうかしてるだろ。不明瞭な昔のモノクロ写真など例に出して何がわかる。
何を馬鹿なこと言ってるんだ。
 
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