膨らまない話。

Tyurico's blog

考えてみれば

1年前に作ったシソの実味噌を食べる

去年はじめて作ったシソの実味噌、冷蔵庫の奥でずっと眠っていたのを思い出して実家に持って行った。 父親が一口食べて「エゴマの味噌か」と。 いや何言ってんの味覚が曖昧になってきたのかなと思いつつ自分も食べてみたら、ああ確かに通じるものがある。 あ…

「ピカソはほんまに天才か」という開高健さんの文章があるが、

しかし思うに、画家が天才という言葉というかイメージで語られるようになったのってそれこそピカソからじゃないかな。 日本に限定しての推測だけど、むしろピカソを語る言葉が(芸術における)天才という言葉のイメージを作ったとも言えるのではないか。セッ…

「道具を本来の目的外に使う」ということから考える

道具を本来の目的とは違った使い方をする、違った使い途を見つけるというのは、よく言えば「自由な発想ができる」ことだとも言える。(安全とかの問題は一度置いといて) 「これでもいいんじゃない?」「これ使えるんじゃないか」 だから逆に「これ以外の使…

「いやまてよ」とちょっと立ち止まることのできる知性

知性ってのは大げさか。なにせ自画自賛の話だからな。 でも過去に書いたものを読み返して、こういう思考ができることは大事だよなと我ながら思った。 tyurico.hatenablog.com

ロシアのウクライナ侵略は利害の判断に基づくものであるのか、それととも理念に囚われたものであるのか。

利害(あるいは損得勘定)によるものであるなら落としどころもある。 しかし理念(こうでなければならないという強固な思い込み、妄執というか)によるものであるとしたら、落としどころを見つけるのは難しい。 いま私たちが考えるべきこと(新潮文庫)作者:…

繰り返しても思わしい結果が得られないんだったら、もうやり方を見直すべき。

同じことを続けていても意味がない。もうこれ以上書くことなし。

『パリは燃えているか』という曲がなんで嫌なのか考えた

好きな人も多いだろうからこんなこと書くと悪い気もするが、どれくらい嫌かというとあのテーマ曲を聞きたくないから番組の『映像の世紀』を見ないくらい。曲が流れる前に他局に変える。で、なんでそんなに嫌なのかと考えると、あの曲は「こう感じなさい」っ…

「抱えこむ」と「引き受ける」って

似ているようで違うな。なんか違うな。 エヴァンゲリオンって大人だと言える人間がほとんど出てこない世界だなってぼんやり考えてたら思った。 あの世界、「引き受ける」って人間がほとんどいないと思うのよ。

思い込みを減らすとだいぶ楽に生きられる

「これが当たり前」と「こうでなければ」という思い込みを減らすことができれば、かなり平穏に生きられるようになる。 自分に対しても他人に対しても。まずは、人間は思い込みに囚われて生きていると知ることだ。

「乙だね」はどんな時に使うか

言い換えるとどんな風か。「これはこれでまたちょっといいよね」って時に使う。

「なんで」とは自問しない。「どうすれば」と問う。

Whyではなく、Howで考える。 「なんで」という問いはだいたい過去を問うこと、過去を責めることであって、そして得るところは少ない。 前も書いたがまた書く。 tyurico.hatenablog.com tyurico.hatenablog.com tyurico.hatenablog.com

スマホとSNSと経済と欲望

経済は必要によって回り、欲望によって必要以上にドライブがかかる。 欲望は自分と他人との差を知ることによって強く刺激される。 スマホとSNSのセットは経済と相性が良過ぎる。

「ありがたい」というのは

それが当たり前のことだとは思わないことだ。 例えば毎日たっぷりのお湯のお風呂に入れるなんて決して当たり前のことではないんだよな。そんなことは歴史上ごく最近のことでしかない。

過去の達成の蓄積が新しい試みの邪魔をしてしまったりする

なのでそれまでの蓄積が全くない空白のところの方が新しいものは一気に進んだり広がったりするんだろう。 電気自動車なんかそうだと思う。 ホンダのアシモが成功の後にめぼしい進歩がなかったのもそういうことかと。

どういう風にして人間は互いに名前で呼び合うようになったのだろうか

テレ東の『ヤギと大悟』、ヤギと歩いてて見つけた道端のタンポポから「ポポ」という名前をヤギに付けたと聞いた。それでふと「ヒトが犬と一緒に暮らしはじめた遥か大昔にも犬に名前をつけて呼んだんだろうか」と思ったのだが、考えてみたらその前には人間が…

アメリカ、カナダ政府 Tik Tok 禁止のニュース

当然の決定じゃないかな。 仮にあそこが企業としてまじめにやってたとしても、後ろに中国共産党が控えていることを考えれば当然だと思う。 「やれ」と言われたら従う他ないじゃない。良心というものが壊死する国なんだから。 そんな危険が考えられるアプリを…

ロシアはなんで「おろしや国」なのか。

新装版 おろしや国酔夢譚 (文春文庫)作者:井上 靖文藝春秋Amazon 昔、なんで『おろしや国酔夢譚』なんだろう、「お」は何んなんだろう、どこから来たんだろうと思っていた。最近思っていることだが、この「お」は「御」とかではなく、単に江戸時代の日本人が…

中国やロシアの方が他国の世論操作は有利なんだよな

たぶんアメリカだってそういうことをやってるんだろうが有利不利がある。 中国やロシアは最初から自国で言論統制をバンバンやってるから不都合な情報や意見は国内からのものだろうが海外からのものだろうが何だろうと封じ込められる。ファイヤーウォールもあ…

防衛費を増額するんだったら

ミサイルとかよりもむしろ尖閣諸島の方面にお金を回してほしいんだけど。 だから海上保安庁の方にも手厚く回してほしい。ただ防衛予算には入らなないだろうからそこはうまいこと調整して。 敵基地攻撃能力(反撃?)と違ってはっきり役に立つと思うし。 あい…

ロシアってヨーロッパなのかそうでないのか問題

これはウクライナ侵攻以前からの漠然とした疑問だった。ドストエフスキー読んでて感じた一風変わった独特の感じとか、鷗外の『舞姫』でロシアの宮廷ではフランス語を話すとか、なんか引っ掛かってた。でも多くは白人だし、キリスト教だし。 どうもよくわから…

議論や討論を相手を言い負かすことだと考えてたら駄目だよね

そうではなく何かしら新しいものが現れてくるものでありたい。

世の中に「絶対」ということはまずないのだが、

「必ず儲かる」などと言う輩は全員間違いなく信用ならない。絶対に信用してはいけない奴らだ。そいつらは詐欺師か嘘つきか知恵が足りないかのどれかだ。

圧政にもメリットがあることはあって

自由は厳しく制限されるがとにかく秩序は保たれる。 力で抑え付けていた長期独裁政権が崩壊して後、自由になったはいいがすぐに混乱と争いに陥るというのはよく見られることだ。 難しいんだよな。

仕事さえちゃんとしていれば他の何事にも文句を言われる筋合いはないのだが

仕事がちゃんとしていないと仕事に関してはもちろんだが、仕事以外の他の全てに文句を言われかねない。 気をつけよう。

一口に「シベリア抑留」と言ってしまうことで見えなくなるもの

二宮和也『ラーゲリより愛を込めて』から元捕虜収容所長を祖父に持つ私が知ったこと 語られなかった「シベリア抑留の記憶」 小暮 聡子 「ニューズウィーク日本版」記者/編集者 gendai.media 81年前の1941年12月8日未明(日本時間)、日本軍がハワイ・真珠湾…

どんなことでも上手いやり方というものはある

でもそれは一通りであるとは限らない。 だから一様に押しつけるのはよくない。 tyurico.hatenablog.com tyurico.hatenablog.com tyurico.hatenablog.com たったひとつの冴えたやりかた 改訳版作者:ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア早川書房Amazon

納得が行かないことに人は怒り、なるほどそうかと納得が行くと人は笑う

以前に納得が行くって英語だとなんて訳したらいいのかと書いたが、納得とは単なる理解ではなく受容することを含む。 あともう少し詳しく言うと、納得が意外な形で訪れると人は笑う。

「試合に勝って勝負に負けた」という言葉のわかりにくさ

たしかにわかりにくいと思う。そう言われてなんとなくわかったような気になってたが、じゃあ実際どういう状態かと聞かれればうまく説明できそうにない。 〈「試合に勝って勝負に負けた」ってたまに聞くけどどういうこと?〉 cherio199.blog120.fc2.com webli…

お礼を言う時は少しオーバーなくらいでちょうどいい

普通に礼を言うだけでは感謝ってなかなか伝わりにくい。 オーバーに言って損することなんて何もないし、むしろ後々得したりするくらいだし。 努めて強めに言おうと思う。

でも「台湾の民意が統一を望んだ」という方向に持っていかれたら文句のつけようもないんだよな。

武力による統一だってあるぞって強硬な姿勢をアピールしつつ裏では台湾の人心を中国との統一を望むように密かに時間をかけて仕向けて行くという戦略は十分あると思うんだ。 軍事力で制圧するんじゃなくて「彼らの選択ですよ」という形になってしまえばアメリ…