膨らまない話。

Tyurico's blog

私のふきのとう味噌は一味違うのだ

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まず茹でたり水にさらして絞ったりのアク抜き、苦味抜きをしない。個人的な好みだけど、ふきのとうは苦味こそが持ち味でその苦味を味わいたいと私は思うので。
 
それから調味料の入れ方が大きく違うというか全く違う。
刻んだふきのとうを軽く炒めたら先に砂糖を全部入れてしまう。味噌、砂糖、みりん、酒だとかを先に混ぜ合わせておくとか御丁寧なことはしない。調味料も味噌と砂糖だけ。
砂糖が溶けたら味噌を全部入れて、混ざったら火を止める。味噌から入れると塩分で水が出て加熱時間が長くなってしまう。砂糖を先に入れると水が出てこないので加熱時間が最小限ですむ。
 
風味を味わうものだから長く火にかけず手早く作る。何度も味を確かめながら調味料を足していくようなことはしない。
そのために、ふきのとう、味噌と砂糖はあらかじめきちんと計量して用意して、フライパンにも油を入れておき、それからふきのとうを刻み始める。あと一度に大量に刻まない。少量ずつならふきのとうを刻む時間が短く済むので変色が押えられる。
 
自分の目安は、ふきのとう100gに味噌100g、砂糖40g。割と甘め。

念のため書き添えておくと、「一味違う」なんで万人向けの「おすすめ」ではない。
調べてみたら「湯がいてさらして絞って」がほとんどで全く多勢に無勢。なんか自信なくなってきた。
でも正直、なんでそんなにまでして持ち味の苦味を無くしてふきのとうを食べようと思うんだかわからない。他にはない独特のあの苦味がふきのとうの持ち味というものじゃない。苦味あってこそじゃない。わからない。
 
 
東北では「ばっけ味噌」って言うのね。

 
茹でないレシピを探してみた。 
racssblog.net
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クラシルもあった。有名どころは珍しい。