この調理方法はたぶん日本初。ひょっとしたら世界初。
道具は鋳物の鉄鍋、私が使ってるのは岩手の南部鉄器。
それと鉄鍋に入る寸法のステンレスのザルを用意する。
例えば鉄鍋を2分強火で空焼きして熱して、そこにオクラを乗せたザルを入れて、フタを少しずらして乗せたら隙間から水30ccを注いですぐにフタをはめる。強烈な蒸気が瞬時に発生するので火を弱めて2分加熱。野菜によって時間や水の量は加減する。
これまで味わったことのない野菜の持ち味がわかる。
オクラ、ピーマン、プチヴェール、アスパラ、モロッコインゲンなどすごく美味しい。電子レンジでやったら同じかというと、これが全然違う。見た目も味も食感も。
だけど、この淡い味わいに調味料を乗せることが難しく料理の体裁にできないという難点があってそこを越えることができていない。調味料の味が勝って野菜の持ち味がわからなくなってしまうからだ。
そんなわけで今のところ何も味付けせずにそのまま食べるのが一番いい。そこにちょっと悩む。
さて、この方法で野菜を調理すると他にない美味しさ、かつてない美味しさがあるんだけど、たぶんメーカーは推奨しないだろうし、うかつにやると火傷の危険もあるので安易に真似はしないように。
あと鉄鋳物の鍋でもルクルーゼとかストウブとかバーミキュラとか絶対に使ってはいけない。ホーロー加工がダメになって高価な鍋が台無しになってしまうので。
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